要点は掻い摘む(2)



有無を言わせない、きっぱりとした言い方だった。
予感はあった。というより、最初からわかってた。
自分が足手まといなことくらい。

それでも

「いやだ」
『シエン!』
「私何かしたくてっ、でも足手まといで邪魔なのも、みんなより貧弱で、…どうせ役に立てないのもわかってるっ」

それでも此処にいたい。
この世界にいたい。

「わたしはここにいたらダメなの?みんなのそばにいたらいけないの?」

ワタシハイラナイコナノ?

『!!』
「ごめんよラチェット。…ジャズとバンブルビーをお願い」
『シエン!』

制止を振り切って走り出す。
人の意見に従っていたら、ずっと前に進めない。
自分の決断が私を強くも弱くもする。
幸縁に今必要なのは、優しさではなかった。

(私は私しか持ってない武器で戦う。)

強くバットを握る。
幸縁がラチェットから離れてすぐ、バンブルビーの足が¨シナリオ¨通りに吹き飛ばされた。

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