
どんとむーびんぐ!(10)
「と、いう夢を見たのさ」
瞬きした途端眼前まで振り下ろされていた足は消え、また見知らぬ場所に移動した幸縁はそう呟いた。
「びっっくりしたわぁ……ここどこ?」
今立っている広場からぐるり360°に広がるどこまでも続いてそうな通路に肩を落とし、その場に座りこむ。
「ふへぇ…」
本当はすぐにでも移動しなければいけないのだろうが、小さくなったこの身体は休息を求めているみたいだ。
(あぁ不便だ…この服も何とかしたいな)
今着ている服はあの戦いでボロボロ。サイズも合っていない。これからどうしよう…と考えてるうちに眠ってしまった。
(なんだ?…こいつ、ニンゲンってやつか!?)