長くて危ない3ヵ月
食事会は楽しく和やかに過ぎたが、何らかの用事があるようで、最後の最後までキン肉スグル大王は食事の席に現れなかった。「まったく父上は何をしているんだか…」
「本来二世も修行を抜けてきちゃいけないんですからね!」
「そんなぁ〜」
「忙しいのにありがとう、万太郎君」
「沙希さんには息子がお世話になったもの。お礼をしないだなんて私がスグル大王に叱られてしまうわ」
「父上が怒るなんて想像つかないけどなぁ」
うーんと考える万太郎。甘やかされて育ったのか。本当に想像がつかないらしい。
「優しい人が怒ると怖いからね。気をつけなよ万太郎君」
「え〜〜〜」
自分の父親が怒るところは想像できなかったが、沙希の言うことは聞こうと思ったのか。曖昧に頷く万太郎だった。