第一章あとがき

「初恋は叶わない、なんて」第一章をこちらまでお読みいただきまして、本当にありがとうござます。
本当にこの言葉に尽きます…!

第一章は「ダメ男と付き合う夢主と、幼い頃から夢主が好きなホップ」がテーマでした。このテーマは、ゲーム本編のトーナメント戦でホップが主人公に敗けてしまった時に見せた表情から浮かんだお話です。
こちらのお話でも時折見せるホップの切なげな表情は、あのトーナメント戦での表情を思い描きながら執筆しておりました。

ホップは幼なじみだからこそ、夢主の幸せを願いたいし変な人と付き合って欲しくない。それでも自分が幸せにするとも言えないし、幼なじみが一番隣にいられるポジションで、もし告白して玉砕したら、その一番隣にいられるポジションすら失ってしまう怖さも抱えています。そんなことになるくらいなら、我慢して支えてあげる方がマシだと自分に言い聞かせて20年ほど拗らせておりました。

ゲーム本編でも何かと主人公を支えられるホップなので、自分のこともやるけど、さりげなく相手に寄り添うことも出来る存在かと。

ただ、そうやって大きく介入出来なかったことが今回の事件を招いてしまったということもあり、これを機にホップの気持ちも少しずつ動き始めます。


夢主の方はというと、ホップの気持ちに全く気づいていません。でもいつだって自分の傍にいて、支えてくれるかけがえのない存在です。
何でも話せて、誰より1番自分を理解してくれる大切な幼なじみ。その域をまだ彼女は超えていません。

そして、ダメ男との交際。夢主も分かってました、この人といても幸せにならないことを。
それでもダメ男が1回目に夢主に「別れないでほしい」と懇願したとき、夢主は気持ちは冷めていながらも、どこかで2人が楽しかった頃の思い出が捨てられず留まってしまった。そこからズルズルと泥沼にハマってしまい、気がつけば脅され、抜け出そうにも抜け出せない状態に。

仕事も取り上げられ(そうなると仕事仲間とも会いづらくなり)人と会うことも減り、
会えたとしても、言おうにも言えなかった夢主にとって、ホップと過ごすひと時は開放的で、とても楽しくて、終わりが来るのが怖くなるくらいキラキラした時間でした。
そんなかけがえのないひと時が少しでも皆様の中でイメージしていただけたらとても嬉しいです。


また、こちらのお話では序盤から伏線をあちらこちらに散らしておりまして…

序盤でホップと夢主がバーにいった際、隣のおじさんがカメラを向けていたのは実はこの人マスコミで、たまたま夢主を見つけてネタに出来ると思っていたところをホップが阻止したりと、この辺りから芸能人であることをほんのりと描写しておりました。
テーマパークでウールーのカチューシャではなく帽子にした理由もここが大きいです。

また、バイウールーのシャンプーの時にホップの服に着替えなかったのは痣が見えてしまうからで、聡いザマゼンタはそのことに気付いていましたが、夢主が口止めするのでホップに言えずにいたり、

駅前の大きな看板は実はこれまで夢主本人がずっと掲載されていて、
テーマパークに向かう前に佇んで眺めていたのは『自分がここにいたはずなのに』という気持ちや『自分が仕事を辞めることになって、その代わりにこの2人が飾るのか』と言うやるせない気持ちが渦巻いていたり…

ちなみに、ここの看板では夢主×ダンデという看板もありました。この看板をホップも複雑な気持ちで眺めていました。こちらのお話とイラストはまた追々掲載させていただければと思います。また、看板内の設定を基にしたお話も番外編で数話で掲載出来ればと思っております。


本来ならば中編で10話くらいで終わるはずだったのですが、キャラクター達が頭の中で動くわ走るわで…気がつけば25話になっておりました…
特にダンデさんが良い例です。ダンデさん!!あなた出番本当は第二章の1、2話程度しかなかったのよ!?何ちゃっかり夢主好きみたいな感じで出てきちゃってるの!?という感じです。


第一章は全体的に重たいお話になってしまったなと、書いていた本人ですら思っているので、読んでいただいている皆様にはもっと重たく感じてしまったのではないかと思います。
それでもここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

こちらのお話は第二章にて完結予定です。
もう暫く続いていくお話ですが、夢主とホップの進んでいく道を温かく見守っていただければ幸いです。
第一章読了ありがとうございました!

2020.03.20 Leaf

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