第一章
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私が篠笛と出会ったのは、小学校4年生の時だった。
テレビで篠笛のコンサートをやっていて、ひどく感動したのを覚えている。

「ねぇ、母さん。私もあれやりたい。」

「あんた、篠笛って凄い難しいよ。いいの?」

「うん。あれがやりたい。」

「そんなに言うならいいけど・・・。」

こうして、私は篠笛と出会い、たちまち篠笛の虜になった。
三度の飯より篠笛の練習を・・・したというのはいいすぎで
ご飯はちゃんと食べたし、宿題もちゃんとして、
それ以外の時間はすべて篠笛に注いだ。
いや、遊んだけども・・・。
内気だったあの頃の私を変えてくれたのは、篠笛かもしれない。
そんな私も、今年から中学生。
今日もいつものように放課後家の近くの神社で篠笛の練習中。
篠笛の音色は荒ぶる霊を鎮めるとも言われている。

「うん、今日もいい音色!!」

自画自賛なんて言わないで!!ここまで吹けるようになるまで、どれだけ時間がかかったことか・・・。

「よし!そろそろ逢魔が時だし、かーえろっ!」

この時、もう少し私があそこにいれば私達の出逢いは
もっと早かったのかもしれない。


私と相棒




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