借り物競争
遠い夜、使い古したマウスパッドより黒い闇の淵
ご都合主義のカレンダーが目尻を走る
疑心暗鬼に駆られたパレット状の腹心が笑う
闇が安寧を呼び
ワインとチーズの相性は抜群である
鳴鏡のために。そして、健康のために、
パンを奪って走るのだ。闇を。
「入るの!?入らないの!?」
急かすな急かすな。
何故って?これは俺の物語じゃないからさ!
だから平気で奪うのさ。闇を奪った者からパンを!時間を!エロを!チャンスを!未来を!信用を!真実を!安寧を!
走れ!奪ったなら!全力で!
それが、奪う者、与えられた者の義務で責任であると
思い込んだ途端にターンエンド
返しに来るのは、全速力の、明星が
267km/hで周回軌道上の「こめかみという意味もある。」
「逃げるわけないだろ!逃げるわけない」
急かすな急かすな。
地球より早く回るやつがあるかっての。
フラッシュ。
照らされた皆の後悔。お分かりになっただろうか?
分かった者から退出しなさい。
そして逃げなさい。全速力で。
走るのです。又は、歩くのです。
星は囁くのです。
「参ったぜ、何とかしてくれよ」と。
眠気と共に、回っては消え、回っては消え
次は無いぞと脅されながら
次があることの安心と、次もあることの暗澹を抱き
夜な夜な夜を惜しみ
時計の針に背中を押されるように眠るのである。
ワインと、チーズで。40年物の。
さあ走れ!星は嘯く!フラッシュ
誰もお前なんて見ていない。
今だ、逃げろ。
赤の他人の失望が追いかけてくるぞ!
逃げて、託せ!!そして言え!!
「参ったぜ、何とかしてくれよ。」と。
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