苦lowズど陰性ン


「そういえばよぉ〜、不思議な事があるんだよぉ」

彼はいつも作業の帰り、車で帰宅する途中、あるポイントを左折する。
そこには横断歩道があるため、彼は車を一時停止させて横断者を待つのだが、その横断者の列が一向に途切れることがなく、必ず歩行者用の信号が青から赤になるまで待たされるのだ。

やや広い道路ではあるが、決して人通りの多い場所ではない。頭上を高速道路が通る、郊外のさらに片隅の横断歩道である。にも拘わらず、何故か、必ず、凡そ10秒に一人がそこを通るのである。
少なくとも1分間に6人、1時間に360人、1日に8640人が必ずそこを通るのだ。10秒毎に。

「不思議だろぉ〜わからんだろぉ〜?でもさぁ気付いたんだよぉ」

ある日、彼はその横断歩道の脇にある駐車場に車を止め、丸一日かけて人々の様子を伺うことにした。
運転席でサンドイッチを食べ、音楽をかけて昼寝をし、『ジャガミクスチャンネル〜ヨロシク・ド・ラプンツェルの向こう側とこちら側〜 part2 -たまじろう、凶弾に倒れるのか?それでも想う、聞いてほしいと願う、この気持ち・ド・ラプンツェルの旅-』のチャンネル登録をし、『最高のハッピー体験をあなたに!ブリリアンZO』を18錠飲み、脳のクロック数を限界まで下げたのだ。そして気付く。

デブの男……金髪……デ…ブデブ……かわいい女……デブ…

ドゥ〜ン……タッ……ドゥンドゥ〜ン……カカッ……
ドゥ〜ンテントン…ドゥンドゥドゥ〜ン…ツカカカ……

奏でて……いる…生命の……ビート……俺はニート…腹出て……喘鳴…ゼーハッ…ゼーゼゼーハッ

うねる脳波を体に巡らせ、鉛のように重い腕と震える指をモニタに伸ばす
止めなければならない、再生を、ループ再生を、ディス、イズ、ヒア、イズ
ハッハッ、スタッジオ、オブッダンス、オブッメルヘンハッ、ゼッ、ゼッ
ジャ・ガ・ミクス・ゼットオー体験ヨロシク・ド・ラップ・サイクル
ワン・ツー・夜は、これを期に『よくわかる』
然り、語らず、しかし、たまらず踊る、足、差し出し、マガハラジャダーラムガサルラッガサル
グッギッ、堪えてハッ、ギ・ヴァス、歯科発火
「不思議だろぉ?わかるだろぉ?言いたくなることわかるだろぉ?」
「夜になるとよくわかるだろぉ?」「言いたくなること、あるだろぉ?」

続く踊りは青から赤へ
道路を跨ぐ夜の掛け金
しじまを刻む空中線と
三千世界の不文律!ハッ!

ハッ、ヨッ、ヨッ

青く点滅する信号はまだ終わらない・ド・ラプンツェルの輝き〜ジェファール、ヨーロッパへ行った帰りに鮎の皮をご馳走になる〜 真章『たまらず降ろした荷物の奏でるシンフォニーとたゆたう引出しラベルの喜び』part3 -禊-YAKEDO

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