コンプレックス

「私のコンプレックスはママ」
「どうしてだい?」
「いつだって私のことを悪くいうから」
「例えば?」
「私が聞こえるところで、私のことをできが悪いって言うのよ」
「かわいそうなレイラ」
「私頑張っているのに」
「君はいつだって頑張っている。私が見ている」
「そうでしょう」
「そうだとも」
「あなたもそうだったの?」
「うん、だから、君のこととてもよく分かるよ。つらいよね、かなしいよね」
「だれも偉いねって言ってくれないの」
「かわいそうに。私はちゃんと知っているよ。君はとても偉い。毎日頑張っているし、何より私を愛してくれるからね」
「ねぇ、あなたは私のこと愛してくれている?」
「もちろん。君がいちばんだよ」