ポケネタ!

しょうもないネタ達。
グリーン以外の短い夢、はじめました。
2017/11/16

ダイゴ夢3

ドレスコードのあるタワーホテル最上階の高級レストラン。上品な間接照明が灯る広々とした空間でパーティーフォーマルに身を包み、最高級の食事ともてなしを受けた後。一緒に夜景を見下ろしていると肩を抱かれ、ダイゴに視線を移すと弧を描いた唇が近付き、私の唇と重なった。

ドラマの中でしか見聞きしたことが無かったシチュエーションの当事者になるなんて、あぁ、ダイゴってお金持ちだったんだっけと今更ながらに思う。このムードたっぷりな展開に慣れていないがため、目を閉じるのを忘れた。唇が離れ開いたままの目が間近で見たダイゴは、不服そうに眉間に皺を寄せて。

「…何か余所事考えてたでしょ」
「うん、ダイゴってお金持ちだったんだなって」
「どういう意味?」
「だって私達、出逢いからデートに至るまで砂塵だらけの洞窟だったじゃない」
「…まぁ、確かにそうなんだけどさ。僕にはこういう都会的な顔もあるって事、今日この場で覚えてよ」
「何、都会的って」

おかしくて吹き出すと、面白くなさそうにむくれるダイゴの顔がまた近付く。

「ダメ、やり直し。今度はちゃんと集中して」

その言葉通り今度こそ目を閉じて、ダイゴの唇を迎える。いつもと違う都会的とされる演出に、酔わせてもらうことにした。


***
5. やり直し


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