リーダーとお薬の時間


「薬物耐性…ですか」

「ああ。本格的な単独任務をさせる前に、念のためだ。いくつかの耐性はつけておいた方がいいだろう。何か既に身につけているものはあるか?」

「いえ、今のところそういった経験がないもので…特にありません」

「…そうか。では少しずつ始めよう。まずは何からいくか」

「何か出た…!ちょ、なんですかその箱!ビンがぎっちり並んでますけど、まさかそれ全部毒とかそういう類のものですか…?!」

「いや、全てが毒薬というわけではないぞ。自白剤やアルコールなんかも入っている」

「(暗殺者のお薬箱こぇえーーー!!)」

「そうだな。まずはよく使われるものからいくか」

「えっと、あんまり聞きたかないんですが、ちなみにそれは…?」

「自白剤だ。これを数回に分けて投与していくことで、徐々に耐性をつけさせる」

「インフルエンザの予防接種みたいな感じですね」

「ん…まぁ、似たようなものだろう」

「…分かりました。わたしも暗殺者の端くれ。腹を括ります。リーダー、その注射器貸してください」

「なんだ、自分でやるつもりか?別に構わねぇが、打ちにくいだろう」

「誰かがやるよりか自分でやる方が覚悟決まるので。…えいや!〜〜〜…っ!!」

「…勇ましいのは結構なことだが、せめて刺す前に消毒くらいしろ」

「あ、」

「それに、刺すところが大雑把…というより適当すぎる。お前はもっと冷静に行動すべきだな」




- 53/68 -

前ページ/次ページ


一覧へ

トップページへ