ミスタは怪我が多い


「ミスタ、また怪我してる」

「おいおい、開口一番にそれかよ…。もっとなんかねぇの?こう、労いの言葉とかよォ〜」

「はいはい、お疲れ様でした。できることなら無事に帰ってきてくれると嬉しいです」

「オレだって別に怪我したくてしてるわけじゃねーんだぜ?ミスってヘマしてるってわけでもねぇし。ただ、やっぱ相手が幽波紋使いとなると、どうしても後手になっちまう」

「ミスタがミスった…ふふっ」

「おちょくってんのかオメーは!」

「ごめんて。怒ると傷に障るよ?…まぁ、ミスタの言ってることは嫌ってほど分かってるし、ミスタだからその程度で済んでるんだろうな、とも思う」

「お、おお…なんだよ、急にそう言われるとなんか変な感じだな…」

「でも、待ってる身としては気が気じゃないの。もちろん、ジョルノのことも大切な仲間だから、護衛の仕事に不満があるわけじゃあないけど…」

「ばーか。んなこと言ったらオレだって同じだっつーの。お前もジョルノも強いのは知ってる。だが何が起こるかわからねぇのが世の中だ。…それに、ジョルノも男だしな」

「あれ、最後のはむしろ安心ポイントなのでは?」

「お前のそういうとこが心配なんだっての。ま、精々お互い怪我しねぇように気ィつけようぜ」

「それを今あなたが言うの…」

「だいたい、ジョルノに傷口塞いでもらえるっつっても、あれ結構いてーしよォ」

「多分、治療の前にわたしと同じようなお小言がチクッとあると思うから覚悟しといてね、ミスタ」

「ははっ、マジか。オレって愛されてんなぁ」

「そうだよ〜。だからほら、早く行こ」

「おう」




- 55/68 -

前ページ/次ページ


一覧へ

トップページへ