アイスさんと肉芽少女2


◇『肉芽少女シリーズ』番外編。

「でぇい!あい!おー!」

ヴ「違う!ディ!アイ!オー!」

「でー!あい!おー!」

ヴ「もっと上顎に舌を滑らせるように!ディ!アイ!オー!」

「でぃ!あい!おー!」

ヴ「いいぞ!もっと滑らかに!ディ!アイ!オー!」

「ディ!アイ!オー!」

ヴ「ふむ…だいぶ良くなったな。これならばDIO様のお名前を美しく発音できるようになるのも、そう遠い話ではなかろう」

「はぁ…はぁ…っ!あ、ありがとう、ございます…!」

ヴ「しかし…お前と同じ日本人…確かカキョウインといったか。奴はお前のように手間取っていなかったぞ」

「カキョウイン…かきょういん…花京院…。ああ、なんて馴染みある感覚の発音っ!ジャパニーズネーム!馴染む!馴染むぞぉお…!」

ヴ「まぁそんなことはいい。発音の差も頭の良し悪しが個体別にあるようなものだろう」

「あれ?もしかしてわたし貶されてます?」

ヴ「DIO様のお名前もまともに言えぬのだ。当たり前だろう」

「むっ、しかし先ほどは結構いい感じでしたし…今ならでお様のお名前をしっかり言える気がします」

ヴ「既に言えておらぬわこのたわけがッ!」

「うわぁあああッ!?さっきはいい感じだったのに、何故?!」

ヴ「…ハッ!先ほど貴様が口にしたカキョウインの名…あれでリセットされたのではあるまいな…?!」

「おのれ、花京院…っ!」




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