女教皇編5


「スキューバダイビング…ですか?」

ジ「そうじゃ。こんなこともあろうかと用意しといて良かったわい」

「(素直に準備がいいと尊敬すべきか、真剣にお祓いについてお話すべきか…)」

ジ「む、さっきので義手がやられちまったせいで準備ができん…。承太郎、手伝ってくれ」

承「自分でやれ」

「つっめたっ!?冷たすぎますよ承太郎さん…!さっき『俺がついてる』って言ってたじゃあないですかぁ!」

ジ「ん?なんじゃ、なまえ…そのプロポーズみたいなセリフ?」

承「なにか言ったか…なまえ」

「え、や、さ、さっき電話で、」

承「な に か 言 っ た か … ?」

「あはははなんでもないです承太郎さん、いえ、承太郎様!すみません本当にごめんなさい。…ジョースターさん、僭越ながらわたしがお手伝いさせて頂きますですはい!」

ジ「そ、そうか?」

「はいよろこんでーッ!」

ポ「スキューバダイビングって、俺経験ないんだよなぁ…」

花「僕もない」

承「おれもねえぜ」

ア「私もだな」

「わたしもです」

ジ「なんじゃ、皆初めてなのか。ここはエジプト沿岸が近いから、海底に沿って上がっていく。なぁに、そう難しくはない」

「これ…えっと、りぇぎゅ…れぎゅれいたぁ?で息が吸えるんですね。良かったぁ…」

ポ「なに、お前もしかしてカナヅチ?」

「むっ、そんなことありません!ただ息継ぎが苦手で…泳ぐ時はいつも思いっきり息を吸って、止めて泳いでるだけです」

花「息を止めたまま泳ぎ切るのも、ある意味すごいですけどね」

ジ「もしかして波紋とか向いてるんじゃあないか…?」

承「おい、準備はできたんだ。さっさと行こうぜ」

ジ「あ、ああ、そうじゃな。行く前に、ハンドシグナルをふたつ共有しておこう。大丈夫の時はこれ、ヤバい時はこうだ」

ア「ジョースターさん、我々なら幽波紋で会話すれば良いのでは…?」

ジ「ふむ、確かにそうじゃな」

ポ「なんだよ、ハンドシグナルなら俺もひとつ知ってるのによ」

「え、どんなのですか?」

ポ「これさ」

花「”パンツ―まる見え”」

「…、」

ポ「YEAAAH!」

ピシガシグッグッ!

「……、」

ジ「襲われて死にそーだっていうのにくだらんことやっとらんで行くぞッ!」

「(花京院さんって案外ノリいいんだなぁ…)」

ポ「あ、ちょい待ち。今ので思ったんだがよぉ…なまえ、」

「はい?なんでしょう?(今のでいったい何を思われることがあるのでしょう…)」

ポ「お前、そのスカート。水中に出たらその〜、こう、ぶわってなるだろ?今のうちに承太郎のベルト一本借りて脚に留めとくとかしといた方がいいんじゃあねえかと思うんだが…」

「まさかそんな承太郎さん、いえ、承太郎様のベルトをお借りするだなんてご冗談を召されますなポルナレフ殿…!」

ポ「い、いや、別に承太郎のベルトじゃあなくてもなんでもいいんだけどよ」

「それに、ご心配には及びません」

ポ「…その心は?」

「ふふふっ、なぜなら!スパッツを!着用しているからです!このわたしにラッキースケベなどないと思って頂こう!」

ポ「お兄さんは安心したけど、ヒロインとしてそれは失格じゃあねえのか?!」

花「ポルナレフ、誰も彼女にそんな方向性は求めていない」

「…何故でしょう、今少しだけ胸が痛みました…。スパッツ、脱いだ方がいいですか…?」

ア「こらこら、危ない発言をするんじゃあないなまえ!」

承「危ないのは今の状況だと思うがな」

ジ「承太郎も冷静にツッコミ入れとる場合か…!」

承「(こいつら、ダメかもしれねえな…)」


end

はよ行け。




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