3-2とコンビニ


◇3-2とコンビニに寄った話。


「いやー、部活帰りに寄るコンビニは誘惑だらけだね」

「せやなー。なまえはなに買うたん?」

「わたしフランクー。白石は?」

「俺は肉まんや」

「おー。流石は基本に忠実な男」

「はっはっは、誉めてもなーんも出んで?」

「うん、誉めてもないしね」

「お待ちどー」

「あ、謙也。遅かったじゃん。なに買ったの?」

「これや」

「「お前…、」」

「な、なんやねん二人して?!おでんええやん!何その反応!」

「いや、うん…アホちゃう」

「はっ?アホちゃうわ!何処の財前やお前!」

「なぁ謙也、」

「なんや白石…」

「俺ら、チャリやで」

「?…せやな」

「どうやって食うん」

「あ」

「わたしと白石は咥えてればいいけど、持って帰るにしても…ねぇ」

「咥えるとかなんかエロいなぁ」

「黙れ絶頂」

「どないしよー…」

「とりあえず汁だけ飲んじゃったら?」

「あかんやろ!味なくなるやん!」

「ほな、冷めるの覚悟でカゴに入れてみるか?」

「むっちゃ冷めるね」

「そこはしゃーないやろ」

「よ、よし…とりあえずカゴにセットしてみるわ…」

「あ、カゴ行きにするんだね」

「しゃーないから、家帰ってチンするわ」

「果てしなく意味ないよね」

「ええねん。俺はここのおでんが食えれば」

ほやはえろはーほな帰ろかー

ひょーひゃへそーだね

「これ見よがしに咥えよって…!」

ひほーひほふ自業自得

「やっぱエロいなぁ」

「わざわざ口離してまで言うか」

「ああああ!汁がああ!!」

「ちょ、叫ばないでよ恥ずかしい!」

「もーあかん。もー買わんわおでん」

「おでんに罪はないから」




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