相談する3-2
「つまり俺が先手っちゅーハナシや!」
「一行目につまりっておかしない?」
「だあほ!何言うとんねん!俺が先に決まっとるやないか!」
「渾身のツッコミをスルーされた…」
「おっ前さっき『ま、俺はエクスタシーやから?先でも後でも結果は同じや!ぶわっははは!』とか言うとったやないかい!」
「ぶはっ!謙也の白石のモノマネおもろすぎる…!」
「あほやなぁ謙也。それはつまり、お前はどのみちあかんのやから大人しゅう諦めやってことや!ってかなまえ、俺はあないな笑い方してへんっちゅーねん!」
「お、やっと反応返ってきた。なんやちょっと嬉しい」
「この期に及んでまだそないなこと言うとるんか!諦めるのはお前ん方や白石ィイ!」
「はっ!ヘタレは俺の華麗なるテクニックを観察しとったらええ」
「テテテテクニックってななななんやねんっ?!」
「謙也、落ち着いて。バグみたいになっとるから。…ていうかさ、さっきっからなんの言い合いしとんねんキミらは」
「「どっちが先になまえに告白するかっちゅーハナシや!」」
「…わぉ」
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