勝手に長谷部が鬱になる
主、あるじ。何故俺を近侍から外されたのですか。
この近侍を任ぜられた一週間、何か至らない点があったでしょうか。気に障る言動があったでしょうか。
主の指示どおりに事を成した時。僭越ながらお茶をお淹れした時。そして出陣後の戦績報告をした時。
いつも俺に笑顔を向けてくださっていた。
「ありがとう」、「お疲れ様」とお言葉を頂く度、俺は主の役に立てているのだと誇らしく思っておりました。
しかし主はお優しい方であるから、ただ不満を口にしなかっただけなのでしょうか。
俺は加州のように愛されたいなどと大それたことは申しません。ただ。…ただ、お傍でお仕えしたいのです。
主命とあらばなんでも致します。俺を使ってください、主。ねえ、あるじ。
「…ねえなまえちゃん、もう長谷部くんを近侍に据え置いてあげたらどう?」
「光忠、わたしは今心を鬼にして長谷部に休暇を出してるの。ただでさえ長谷部だけ隔週で近侍をやってもらっているのに、据え置きなんかにしたら彼、絶対休まなくなっちゃう…!」
「まぁ…、うん。そうだろうね」
ホワイト本丸に適応しきれない社畜体質長谷部さん。
近侍は週替わりの当番制。
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