空条博士と苦労性な付人
◇名前変換なし。
「空条博士！お着替えをお持ち致しました」
「着替え…？持参したものがある。必要ない」
「いいえ、必要です。だって博士、どうせいつもの恰好なんでしょう？黒いシャツにロングコート」
「なにか問題があるか？」
「大有りです！このクソ暑い時にそんな恰好で出歩いて、熱中症にでもなったら目も当てられないですよ！」
「心配ない。おれはそんなにヤワじゃねえ」
「でも博士、あんまり汗かかないじゃあないですか。そういう人の方がなりやすいんですよ、熱中症」
「今までだって似たような恰好で過ごしてんだ。今更だろ」
「もう、博士が倒れてもわたしじゃあ運べないんですから！せめて涼しい恰好してください」
「お前が倒れたらおれが運んでやるから安心しろ」
「え、ありがとうございま…って、話を逸らさないでください博士！」
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