オラ親子と七夕
◇4部がひと段落した頃。
「Hello」
『なまえか。おれだ』
「承太郎!?珍しいね、承太郎から電話なんて…」
『…そうか?』
「そうだよ。電話する時はいつもわたしの方からばっかりだもの。…それで、なにか急用?日本は朝だよね?」
『今日は7月7日だろう』
「え?…うん、そうだね、7日」
『日本は七夕だ』
「あ、わたしもね、3日くらい前に丁度それを思い出して、徐倫と一緒に折紙で短冊作ったよ」
『短冊…。徐倫は何を書いたんだ』
「気になる?」
『気になって夜も眠れねえぜ』
「ふふっ、ふたつあるんだけど、まずひとつめが『かわいいお嫁さんになりたい』だった」
『許さん』
「あははっ、言うと思った!でね、もうひとつが『パパに会いたい』だったよ」
『…そうか』
「ね、そっちも色々大変だと思うけれど、いつ頃帰ってこられそう…?」
『そうだな…、』
『パパ―っ!』
「…あれ?今徐倫の声が、」
『おっと、やれやれ…先に見つかっちまったか』
「ママー!お外でパパ拾ったよー!」
「ん?え?…ええっ!?」
「よお」
「じょ、じょうたろ…、いや、え…っ?!」
「クク…ッ、落ち着け」
「だ、誰のせいだと…!」
「すごいね、お星さまにお願いしたら本当になっちゃった!」
「ああ、徐倫の願い事のおかげだ」
「…〜っ、もう!とりあえず…おかえりなさい、承太郎」
「ただいま、なまえ、徐倫」
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