承子ちゃんとバレンタイン


「わ、承子ちゃん今年も大量ですね」

「ん、…まぁな。こんだけ貰っても返せねえからって断ってんだが」

「ふふっ、お返しなんかなくても貰ってくれるだけで嬉しいんですよ」

「殊勝っつーかなんつーか…。アタシは食いきれる気がしねえよ」

「そうですねぇ…。休み時間に少しずつ食べるとか?」

「まぁ、そうするしかねえかな…。で、なまえからはくれねえのか?」

「…大丈夫ですか?お渡しして…」

「正直言えば、アタシはなまえのしかいらねえよ」

「…っそんな…えへへ、…うれしい、です…っ」

「(あ、やべぇ…今のすっげぇかわいい)」

「えぇとですね、今回は生チョコと、チョコだと飽きてしまうかもと思ってバタークッキーも焼いてみたんですが、どっちが良いですか?」

「そうだな…、両方」

「えっ、両方ですか?」

「なまえが作ったものなら両方欲しいんだが…ダメか?」

「いえ!全然ダメじゃないです!ありがとうございます…!」

「なんでなまえが礼言ってんだ。それはアタシの方だろ」

「あはは、嬉しくて、つい。それじゃあ両方差し上げますね。どうぞ」

「ありがとう。早速だが食っていいか?」

「もちろんです!むしろ早速食べて貰えるのは嬉しいことですから」

「なまえのを一番最初に食うって決めてたからな。いただきます」

「…どうぞ…!(承子ちゃんって天然さんなのでしょうか…っ!嬉しいやら恥ずかしいやらっ!)」



なまえさんに対してはそこそこ意識してタラシてる。




- 21/100 -

前ページ/次ページ


一覧へ

トップページへ