承太郎に頭脳を分けてもらう


◇平和な日常。


「承太郎〜、キミの頭脳をオラにちょっとずつでいい、分けてくれ〜」

「何回目だ、それ。お前はおれからどんだけ頭脳を奪う気だ」

「だってこれ難しいんだもん!教えてでももらわないと全然宿題終わる気しない…」

「やれやれ…。なまえが終わらねえんじゃ、おれだけ片づけても意味ねえからな。どれだ?」

「えーとね、ここの日本語訳のとこ。自分なりにやってはみたけどなんか言語が崩壊してしもうた…」

「…この単語はこっちの意味じゃねえ。あと、ここんとこの接続詞直しゃそれっぽくなると思うぜ」

「ほう…。えーと、辞書辞書…」

「ほらよ」

「お、ありがと。…承太郎ってさ、なんか教育関連の仕事似合いそう」

「また突拍子もねえな」

「ええ、だって頭いいし、教え方うまいし。学校の先生とか家庭教師とか向いてると思うんだけどなー」

「なまえ専属でこんだけ疲れんだ。これ以上は御免だぜ」

「う、出来の悪い生徒でスミマセン…」

「…ま、出来の悪い生徒ほどかわいいとも言うがな」

「えへへ、是非かわいがって頂けると嬉しいです、承太郎先生」

「調子乗んな」

「いてっ」




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