空条博士の傘がかわいい


◇なまえさん不在。空条博士と助手のモブ太くんinどっかの大学。


「うわ…博士、雨降ってきちゃいましたよ。傘持って来てます?」

「ん、ああ…一応な」

「マジですか。オレ持って来てないんだよな〜…どうしよ」

「事務員室に行ってみるといい。放置された傘がいくつか保管されているから、言えば貸してもらえるはずだ」

「え、そうなんですか?良かった〜。ありがとうございます、博士!」

「ああ、気を付けて帰れよ」

「はい。博士も…って、あの、博士…」

「なんだ?」

「その傘がもしかして博士の傘、なんですか…?」

「まぁ、おれが今日持って来た傘、だな」

「…随分、かわいいですね…ピンク…」

「…言っておくが、これは本来おれの傘じゃねえ」

「あっ!で、ですよね〜!いやぁ、あはは…!奥さんのですか?自分の壊れちゃったとか?」

「…今朝、なまえ…妻と口論になってしまってな。妻におれの方を持ち逃げされちまったのさ」

「ええ、それじゃあ今日は帰ったら気まずいですね…」

「いや、だいたい妻はこういう小さい腹いせをすれば水に流してくれるからな。逆に、こういうことがない方が怖いってもんだ」

「へぇ…、さっぱりした奥さんですねぇ」

「ああ。…おれは肝心なことを伝え損ねることがあるからな…妻の性格にはいつも救われている」

「…じゃあ今日は早く帰ってあげてくださいね、博士(幸せそうだなぁ〜…)」



その傘をさして帰る博士が見たいとか思ったり思わなかったり。




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