仗助くんと元高校の先輩
◇4部といいつつ2年後くらい。仗助くんは高校3年生。
「ねぇなまえさん」
「んー?なぁに、仗助くん…」
「スーツ、しわになっちゃうっスよ。とりあえず脱いだ方がいいんじゃあないですか?」
「脱げだなんて、仗助くんのえっち」
「なっ!?ち、違いますよ、そーいう意味じゃないですって!」
「ふふふ、冗談だよ。かーわいいなぁ」
「…あんまからかってっとおれ、疲れてるなまえさん相手にも無理させちまうかもしれねーっスよ」
「…仗助くんてさ…真面目だよね」
「え…なんスか、急に?」
「喋り方も呼び方も崩さないじゃない?付き合ってからもさ」
「まぁ…もともと高校の先輩だったし」
「高校って…いつの話してるの」
「いやいや、まだあんた卒業して2年でしょーよ」
「2年も前のことは忘れたな〜。…あ、でも…1年生の頃の仗助くんはかわいかったなぁ」
「それ、喜んでいーんスか…?おれ的にはフクザツなんですケド…」
「今はめちゃくちゃかっこいいよ」
「…さっきはからかってきたくせに」
「でもさぁ、そろそろ一歩進んでみてもいーんじゃない?」
「…一歩、って…なんスか?」
「手始めに、呼び捨てにしてみてよ。名前」
「えっ!…いいんスか…?」
「当たり前でしょ。ていうか、待ちくたびれたよ、わたしは」
「あ…じゃあ、あの、おれもいっこいいっスか」
「ん?」
「おれのことも、呼び捨てで呼んでみてくんねーっスか」
「え」
「え、ちょっと、なんスかその反応!」
「いや〜、なんというか…いきなりでびっくりしてる、かな…」
「なまえさんから言い出したことでしょ」
「…まぁ、ゆっくり慣れてこっか」
「…っス」
- 90/100 -
前ページ/次ページ
一覧へ
トップページへ