承「仗助、なまえがネコになった」
◇ハロウィーンの呪いという名の幽波紋攻撃によってなまえさんがネコになった!甥からの連絡でホテルへ向かった仗助が見たものとは…―?!
「思ってたより99%ネコだった…」
「おれは『なまえがネコになった』と伝えたはずだが」
「いやぁ、そうなんスけど、なんつーかおれはもうちょっと違う感じを想像してたっつーか、期待してたっつーか…」
「よく分からんが、見た目は完全に黒猫…顔の丸みから考えるに、ブリティッシュショートヘアーという品種だろう。どうも、こっちの言っている言葉は理解できるらしい」
「にゃぁ」
「あ、ほんとだ。…でも承太郎さん、ここまで来といてアレですけど、おれのクレイジー・ダイヤモンドじゃあなまえを元に戻すのはムリっスよ。億泰の親父と同じで…、」
「ああ、そこは理解している」
「え、じゃあおれを呼んだ理由って…?」
「なまえはこの姿になる寸前、幽波紋に気がついて咄嗟にかわそうとした。その時、結構派手にすっ転んでな。アスファルトに手を着いたせいで…見ろ、肉球の皮が破けちまってる」
「にゃー…」
「うわ、痛そー…!可哀想に、今治してやっからな〜」
「にゃ、にゃっ!」
「目ぇ細めてコクコクしてんのは、お礼言おうとしてくれてんのかな?へへ、どーいたしまして〜」
「にゃっ!?」
「おい、仗助。あまりベッドから出してやるな」
「えー?抱っこくらいいいじゃないっスか。
伝染るわけでもないんだし」
「もし急に彼女が元の姿へ戻ったらどうする」
「大丈夫っスよ〜。なまえくらいならおれ、抱き上げられる自信あるんで!」
「…いや、そういう問題じゃあなくてだな…仗助、あのソファに置いてあるものが見えるか」
「ソファ?…あれは、制服?うちの…」
「街中に制服やら何やらを放置するわけにもいかねぇと思ってな。咄嗟に時を止めて回収した」
「……もしかして、」
「解ったらなまえをベッドに戻してやれ」
「にゃぁあ…(お嫁に行けない…)」
「…はい」
おい仗助、なぜ一瞬躊躇った?
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