ジョルノと幼馴染
◇5部といいつつ本編前。
「ジョルノ、また学年上位だったよ。あーあ、勉強もできてスポーツもできてモテモテで…なんで幼馴染でこうも違っちゃうんだろ」
「別に、なまえだって頭が悪いわけじゃあないだろ。スポーツはともかく」
「うわ、何気にひどいね。まぁ実際スポーツ苦手だけどさ…。ね、ジョルノに苦手なことってあるの?」
「そりゃああるに決まってるだろ。苦手なことが一つもない人間なんていないさ」
「じゃあジョルノの苦手なことってなに?」
「…鶏肉が苦手かな」
「とり…いやいやいや!そーいうことじゃないでしょ!」
「冗談だよ。…うーん…、手紙を貰うのが苦手、というかあまりいい気分じゃあない」
「え、手紙?返事するのが面倒とか?」
「ある意味それも正解だけれど、なまえが他の人からの手紙を持ってくるのが一番嫌だ」
「わたし?…あ、もしかしてラブレター…、」
「そう。毎度毎度、なんでいいように使われてるんだよ、キミは」
「いいようにって…だって、手紙渡すだけならそんな、断る理由もないし」
「…そういうところが嫌なんだ。キミのそういう態度を見る度に、僕は惨めな気持ちになる」
「ジョルノ…?まさかそこまで嫌だったなんて思ってなくて…迷惑かけちゃってたんだね…ごめん」
「謝ってほしいわけじゃないんだ。…ただ、僕もまだまだ努力しなくてはと、そう痛感させられたよ」
「そう、なんだ?…ジョルノが努力家なのは知っているけれど、これ以上引き離されたらなんだかすごく遠い存在になっちゃう気がするよ」
「それは困る。僕は、逆にもっと近い存在になりたいんだから」
手紙を断る理由がなまえ自身にできるように。
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