メローネとベイビィ・フェイスの可能性
「メローネ、興味本位でひとつ質問していい?」
「なんだ?スリーサイズなら上から、」
「いや、スリーサイズはどうでもいい」
「ばっさりいくね。…で、何に興味があるんだい?」
「ベイビィ・フェイスの子供って、いつもターゲットと相性悪い人で作ってるよね。それでその母体とメローネから学習してターゲットを始末する」
「そう、そのとおり」
「もしもだけど、その母体が対象と相性悪くなくて優しい性格の人で、そんでもってメローネも一般常識的なことしか教えなかった場合、その子供は一般的な『いい子』になるの?」
「…まぁ、生まれちまったら後は学習次第だからな。そういう風にならないとは言い切れない」
「ふーん…そっか。そういう可能性もあるのかぁ」
「何故そんなことを聞く?なまえも母体になってみたくなったのか?」
「んー、もしわたしの言うこと聞いてくれる子に育ったら、わたしの代わりに任務行ってもらえたりするのかなー、とか考えただけ」
「おつかい感覚で暗殺の任務をやらせようって母親から、まともな子が育つとは思えないんだが…」
「…なんかメローネから真っ当な指摘を受けた気がする」
「どういう意味だよ。…それに、そもそもオレはなまえを母体にする気はないしな」
「あら意外。相性悪くて健康なら、手近なやつで済ませちゃえー!とかいう発想もあるかと思ってたのに」
「なまえも知ってるだろうが、ベイビィ・フェイスの子供は100%オレの言うことを聞くわけじゃあない。…もしオレの言うことを聞かずになまえが食われでもしたらどうしようもないだろうが」
「…へぇ、メローネ、わたしのこと心配してくれるんだ」
「そりゃあ…当たり前だろ。オレ、何かおかしなことを言ったか?」
「ううん、まっとーなこと言った!…へへへっ」
「…?まぁそれに…理想的な母体を探すのは趣味みたいなもんだからな。手間はかかるがこれも楽しみの一つさ」
「うーん、台無し!」
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