シーザーを呼ぶ


「シーィザーァ」

「ん、どうかしたのかい?なまえ」

「んーん、呼んでみただけ〜」

「?…そんな離れたところにいないで、キミもこっちへ来て俺の隣に座ってくれたらいいのに」

「わたしはここでいいよ。…というか、ここがいい」

「残念、フラれちまったか」

「ふふっ、ごめんね」

「…」

「…」

「ねぇ、シーザー」

「…今度は何か用があるのかな?」

「用はねぇ…あるにはある」

「『あるにはある』?…何か言いにくいことか…?」

「…シーザーの声が聞きたかったの。本読んでるとこ邪魔しちゃ悪いな、とも思ったんだけど、でも…シーザーはちゃんとわたしの方見て応えてくれるから、なんだかすごく嬉しくて。今更だけど、邪魔してごめんね」

「…なまえ、やっぱり今すぐこっちへおいで。隣なんかじゃあなく、俺の腕の中へ」




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