アバッキオと射撃訓練
「下手だな、お前」
「シンプルにひどいね!」
「10発撃って的に当たったのはたった2発。しかも端も端だな…人間だったら腕に掠った程度じゃあねぇか」
「当たっただけマシだと思うんだけどなぁ…。これ、すごく骨に響くから、インパクトの瞬間にブレちゃうんだよ」
「銃ってのはそういうもんだ」
「アバッキオはよくそんなぱんぱん撃ってバンバン当たるね」
「…慣れだな」
「ミスタと同じくらい参考にならない!」
「あ?ミスタのやつはどうせ『勘』だろ」
「うん、大正解。『狙って撃てばたいてい当たる』ってさ。まさに才能だよね〜あれは」
「まぁ、そいつは幽波紋がなによりの証明だな」
「幽波紋っていえば、アバッキオのムーディー・ブルースは特殊能力に長けてるけど、パワー的なとこでいくと本体のアバッキオの方が強いよね」
「肉体の強さイコール精神の強さ、能力じゃねぇからだろうな。…なんだ?幽波紋だったらオメーの方が強ぇとでも言いてぇのか、なまえ」
「ち、違うよ。そうじゃなくて、幽波紋もアバッキオと同じくらいのパワーがあれば、幽波紋同士の戦いになっても有利だろうな〜って!そういうことです、はい!」
「そういう時はオレが本体をぶちのめしゃいいだけの話だろうが」
「つ、強い…」
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