ディオさんとオタクちゃん3


「わぁ…きれい…」

「この辺りは街頭が少ないからな。まだ咲いているうちに月が明るい時が来てよかった」

「はい。夜桜、生で見るのは初めてです。アニメではよく見るんですが…」

「お前の知識の70%はアニメ・漫画だな…」

「そんなことないですよ!広大なネットの海は雑学の宝庫なんですから!」

「そういう問題ではないわ阿呆」

「…でも、本当にきれいです。きれいすぎて、少し薄ら寒いくらい…あ、そう思うと、ちょっとディオさんに似てるかもです」

「おい、今薄ら寒いと言ったか」

「あれですよ。きれいすぎるものはなんでもちょっぴり怖さを感じたりするものでしょう?」

「(薄ら寒いは否定せんのだな…)」

「でも、ディオさんも、この桜も…近くで見るといい匂いがして、なんだかちょっとあったかくて。すごく、落ち着いた気持ちになります…」

「なまえ…」

「ディオさん…あ、」

「安心しろ。近くに人の気配はない」

「いえ…22時からアニメが始まるので、そろそろ帰らなくちゃ」

「…お前というやつは本当に…ッ!」




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