露伴の幼馴染は仗助くんに試食を依頼する


仗助と露伴先生のなまえさん。


「どう?味の感想は」

「旨いっスよ。おれ、パウンドケーキとか小洒落たもんあんま食わないんで、他がどうかは分かんないですけど。ふわっとしてるし紅茶の香りとか甘さもおれ的には丁度いいです」

「ふぅむ…」

「なんでなまえさんの方がそんなビミョーなカオしてんスか…」

「あ、ごめん。試食してくれてありがとうね。美味しかったのならよかった!」

「…もしかしてですけど、露伴にまたなんか言われたんスか?」

「わお、仗助くんってエスパー?」

「多分おれじゃあなくても分かりますって。まぁた何言ったんスか、あの人」

「ただ一言、『食べられなくはない』」

「感想っつーか…最早判定っスね、そりゃ」

「そう。珍しくわたしの手作りを食べたかと思ったらそれだった。ちなみに食べる前は、『なまえにお菓子作りなんていう女らしいスキルがあったなんて驚いたな』。感想より長い」

「なまえさん、ツッコむとこそこじゃない」

「ムカついたからせめて感想らしい感想言わせてやろうと思って練習してみてるんだけど、自分では最初からマズいと思って作ってないから、いまいち分からなくなっちゃって」

「あー…、だから“試食”を思いついたと」

「そのとおり。…でも、実際仗助くんは美味しいって言ってくれたし、これを自信持って露伴に突きつけてやるかどうするか…」

「悩むってことは、他に策があるんスか?」

「うん。逆転発想もアリかなって考えてる」

「…逆?」

「いっそのこと、自信を持って『これはない』と思うものを食わしてやるのも面白いかなって」

「これも充分自信持っていいと思いますけど、それはそれとしてドッキリの方も面白そうっスね!おれも案出していいっスか?!」

「お!やっちゃう?やっちゃう??」



露伴は素直に「旨い」って言っときゃいいのに。自業自得ってやつだよな〜これは。




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