メローネが案外いいやつだと改めて実感する
「母体を探してる時を除けば、メローネって案外いいやつだよね」
「…なまえ的には褒めているつもりかもしれないが、言い方とその真顔のせいでどういう感情なのかよくわからない」
「いやぁ、なんか改めてベイビィ・フェイスの子を育成してるとこ見てたら、教え方丁寧だし面倒見いいなー、とか思っちゃってさ」
「まぁ、メンバーの中じゃあ気は長い方だと自負してるがな。しかし結局はこの教育も仕事の一部だし、他人の面倒なんか御免だ」
「本人はそう言ってもねー、実際周りからはどう見えるかわかんないよ〜?」
「…なんだよ、ニヤニヤして。気持ち悪いな」
「ニヤけ顔に関してメローネから『気持ち悪い』と言われるのは納得いかない。…けど、わざわざ体調不良って聞いただけでお見舞いに来てくれた優しさに免じて水に流すこととする」
「はいはい。…それより、キミは早く寝ることだけに集中しろよな」
「んー、キーボードのカタカタ音が気になって眠れない」
「此処で仕事しろって言ったのは何処のなまえだったかなァ?ええ?」
「嘘です、ごめんなさい。プロシュートみたいになってるから落ち着いて!ね!」
「ハァ…。次にふざけたことを言ったらデコピンだからな」
「メローネのデコピン、地味に痛いからやだなぁ」
「さっさと寝ろ」
でも知らない間に帰っちゃったりはしないんだよなぁ。
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