男装少女と例え話
◇移動中の他愛無い会話。
「はぁ〜…」
「どうしたんだよ、ポルナレフ。溜息なんか吐いて」
「お〜、みょうじ…。さっきの街で買い出しついでにかるーく地元の人と触れ合おうとしたんだけどよ、」
「ああ…ナンパに失敗したのか。まったく、懲りん奴だな」
「花京院、俺がなんかやらかしたんだろって目はやめろ!全部承太郎に取られちまったんだ!」
「誰も取ってねぇよ。向こうが勝手に寄って来ただけだ」
「よりによって承太郎と一緒の時に…ある意味勇者だよ、それは」
「みょうじ、こういうのは勇気じゃなくてただの無謀だろう」
「あ、あはは…普通にヒドイな、花京院」
「まぁ、俺が女でも多分こん中じゃあ承太郎を選ぶだろうから、気持ちは分からんでもないんだよなぁ」
「えぇ、なにそれ」
「例えばだよ、例えば!承太郎はやっぱルックスがいいからな、もし付き合いでもしたら他とは一線を引く感じで、なんつーか…優越感?があると思うんだよ」
「ポルナレフは男でも女でも面食いなんだね…」
「みょうじはどうよ?お前が女だったら」
「女だったらって…、えぇ〜…(女なんだよなぁ…この場合どう答えるのが妥当なんだろう…)」
「(みょうじ、結構悩んでいるな。くだらん例え話だが、正直僕も興味ある…)」
「うーーーーん、……ジョースターさん、かな。行動力あるし、面白くて優しいし…なにより経済力がある」
「えぇ?なに、みょうじはワシが好みなの?!わはは、男とはいえ照れるなぁ!」
「じじい、前見て運転しやがれ」
「なんか、経済力とかマジに女が言いそうな理由だなぁ」
「リ、リアル思考なんだよ、おれは!」
「(まさかのジョースターさん…僕は何処を目指せばいいんだ…)」
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