あとがき

七転八起を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


気づいたら55話という長々としたお話になってしまいました。元々公開する予定がなかった黒尾連載ですが、思いのほか楽しくスラスラ書けたので思い切って表に出したのが始まりでして。書いていて、とーっても!楽しかったです!!!!


この話は最初、黒尾、北さん、研磨の3人で落ちを迷っていました。ぎりぎりまで北さんだったのですが、ある時無意識で「黒尾鉄朗ってエロいですよね」という発言を一切漫画を読まない人に言ってしまったため、これは書かないと色々危ないぞ…の焦りから黒尾に決定しました。そこから、黒尾のことをいやらしい目(?)で見る女の子像で話を膨らませ、考えているうちにどんどんやりたいこと・やられたいことがたくさん溢れ、55話という長いお話に…。
学年もどうしようかと迷いましたが、研磨と関わって欲しかったので2年生、研磨とは親友(仮)からスタートになりました。


とにかく七転八起の女の子は動いてくれました(?)ヒロアカ連載の話になってしまうのですが、あっちはなかなか動いてくれません!(それも楽しいですが)だからなのか、こういう元気で行動力のある女の子を書きたかったのかもしれないです。
実は、七転八起のタイトル。ハロプロのアンジュルムさんの曲「七転び八起き」からきています。イメージソングというわけではないのですが、この言葉が好きで女の子の性格が、七回転んでも八回起き上がるという感じをイメージしています(?)曲調も歌詞もかっこよくて、この女の子っぽくはちょっと違うのですが…!


それから、一番迷ったのは原作に沿うかどうか。暫く迷いました。仮でマネージャーをすることは決めていましたが、そのあと正式にマネをやるのか。そこで今後の流れが変わってくるので考えまくりましたが、今後マネージャーをする女の子を書くか分からないので折角なら原作に沿おう!と気持ちを固めまして!多分、原作に沿わなかったら今の半分くらいで完結していたと思います。
全て書き終わった今は原作沿いにして良かったー!の気持ちでいっぱいです。たくさんの人達と絡ませたかったので、悔いなく思いっきり暴れまわることが出来ました。


私はたまに頭を使わない話を読みたいと思う時がありまして。言い方が悪いかもしれないのですが!(素晴らしい作品というのは前提で!)くだらなくて笑えてきたり、ただ笑えてきたり、きゅんもする、特に疲れている時にそんなお話が読みたい…と思うことがあって…!
最初は自己満で書いていた話も閲覧数があったり、拍手やコメントをいただくようになって、自分のためとは別に読んでくれている方が楽しんでくれたらという気持ちが生まれてきて。ですので、素晴らしいとは言えないですが、私も頭を使わないお話を書けるよう、ぐわーっと楽しみながら妄想し、書いてきました。ひとりでも楽しんでくださる方がいたら、とても嬉しいです。


いただいたコメントの中で、たくさん黒尾先輩と女の子を好きと言ってくれてとっても幸せでした。それとは別に研磨くんがイケメンというお声もたくさんいただき、とても嬉しかったです!
黒尾先輩は、余裕のあるイケメンでかっこいい色気のある人から余裕のないイケメンで可愛い、不意に出すかっこよさ、安定の色気を出す人へ。
女の子は、猪突猛進、一途に真っ直ぐ突き進む元気な子から、負の感情もしっかり持っていてマイナス思考にもなりがちな子へ。
研磨は、研磨!!!

という感じで、話を進める上でこのことを意識して書いたりもしました。今後も機会があれば、番外編等で書いていきたいな、と思います。



長々と後書きを話してしまい、申し訳ありません…!
ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございます。飽き性の私が長編を完結できたのは読んでくださる皆さまがいてくれたからです…!!たくさんの温かいお言葉にも何度も救われました!本当に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。



七転八起を書くのが凄く楽しかったです!!ありがとうございました!!


2022.01.27 ame