ヒドロビウスの遺灰

▽2019/03/08(09:13)

薄波が例の地下に投げ込まれて調整されているのをみたカマンガー激おこぷんぷん丸で道をつくるたびに手当り次第うごうごしてるそれを殺して薄波を助けるけどそのあとに薄波に「なぜ私の邪魔をしたの!?魔術師なのだからあれくらい当然だろう!」って怒られてただ震えている彼女の手をじっと見つめている。
「誰が命じた!?マスターである私が、あなたに頼んだとでも!?」って癇癪が止まらなくてナイフみたいに目を鋭くさせて苛立ちをぶつけてくる少女の身体もやっぱり震えていて長い沈黙を置いたあとにぽつりと「…骨がみえた」ってカマンガーが呟くと、薄波の喧しい口が動かなくなって、ひって喉が薄く浮く「ひとりやふたりじゃないな」と静かに続けるカマンガーに薄波が怒りで真っ赤にしていた顔を一気に青ざめさせてうるさい黙ってと礼装が巻きついた手をもう片方の手で握りしめて牽制しようとするけどカマンガーは止まらなくて「ここには若い女しかいない」という言葉を聞いた途端彼の腕に礼装が絡みつく「うるさいうるさいうるさい!だからなんだっていうの…!」青を通りこして蝋みたいに白いかんばせになった薄波をみおろしてすっかりと怖ばってしまった小さな背に目を細めているカマンガー、薄波の口が泣きそうに動いて母親を呼んだのを見逃していないしいわせるまでもなくあの地下の正体がわかっていた「蠱毒ってだけならまだマシだろうが、あれは共食いだけでそうこうできる禍々しさじゃない。あれはひとを喰わせている。この家に若いやつしかいないのも当たり前だ。不要になった者は…子を産めなくなった者は、片っ端から地下に突き落として蟲に喰わせているんだろう。違うか、マスター」

ifラシュ春


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