俺と幼なじみの甘い生活1
***

「今からヤるから。拒否権ナシ」

「…え゛」


いきなり言い放たれた訳の分からない言葉に、身体が硬直した。


「やらない?」とか、「やってくれませんか?」という質問ではなく、いや、そもそも男同士というのがへんなんだけど。

もうすでにヤること前提になっている。

……そして今俺はなぜか女装をした格好で幼なじみに襲われていて

手首は顔の横で押さえられ、目の前でその綺麗な顔を悪魔みたいに歪めて笑う幼なじみに、背筋に何か冷たいものが流れるのを感じた。

視界の端に見える自分のものではない長い髪。

上にいる悪魔の後ろに見える電気の光。
至近距離で俺を見つめる切れ長の瞳。

その手がスカートに伸びるのが視界の端に見えて、声にならない悲鳴を上げた。


「…っ、ちょ、待…っ」



(この状況は、)

(とてつもなく、まずい気がする)
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