B

上を見上げれば、強く瞼を閉じ、唇を噛んでいる。
それほどまでに喘ぎ声を聞かせたくないらしい。
まぁそれか、抵抗すればするほどオレが楽しむってわかってて敢えて何も言わないことにしたのかもしれない。

けど、逆効果だ。
そのせいで余計に時折漏れる鼻にかかった声がやらしい。

端整な顔に浮かぶ、隠しきれない快楽の表情。
頬は染まり、額には汗が滲み、腰を揺らしている。
それらを視姦しながら再び裏筋を中心に舐め、亀頭を咥えて扱くと腰が微妙に上下する。


「っ、は、…」

「ん、ん゛、」


根元まで深くくわえ込めば、呻き声が聞こえる。
喉奥を亀頭で突きこまれるような感じでくわえこみ、舌を粘膜を駆使してフェラする。
喉と上顎で亀頭の形が崩れるほどヌヂャヌヂャ擦る。
苦しくて涙が出る。
咳嗽反射でおえっとなりかけるけど、それより今は感じさせる方が先だ。
どう考えても媚薬ローションだけじゃない量の音を喉奥から鳴らし、ジュボジュボっと音を立てて頭を上下させた。

徐々に動きを早くすると、「ッ、は、…っく゛、」頭上から泣きそうな甘い声が背筋を刺激する。

と、


「ただいまーーー!」


元気なソプラノの声が家に響く。
玄関が開く音がした。

おそらく蓮の妹だろう。


「っ、!!」


その声によって、一際大きく蓮の身体が震えた。
恐怖に染まる顔を見上げ、それでもオレは扱くのをやめなかった。


「…ッ、゛ぅ゛、ぁ、っ、ばか、やめろ、…ッ、帰、…ッ、ぅ゛ぐ…っ、」

「ひふはにしはいと、ひほえひゃうよ?」


ここは蓮の部屋だ。
蓮と妹は年が離れてて仲が良いから、いつ来てもおかしくない。


「ば、れたら、ど…っ、う゛ぅっ」


友人に咥えられ、しゃぶられている兄。
優しいお兄ちゃんでやってる家で、こんなん見られたらもうそれは死刑囚のような毎日を送らねばいけなくなるのは確定だろう。

顔を真っ赤にしながら恨み言を言おうとするも、先端を強く吸われてそれは喘ぎ声に変わる。そんな蓮が可愛くて、愛おしいと思ってしまう。ああイケメン最高。


「あれ、昴くん来てるのーー?おにーちゃんだけ遊ぶのずるーい私もー!」

「…ッ、」


ドタドタと軽快な足音が階段を上ってくる。

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