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………ごくり、と目の前の光景に思わずじゅるりそうになった唾を飲みこむ。


「……(だって、あの野良が、…あの、いつも澄ました顔をしてる野良が、)」


今、俺の前で無防備に膝を軽く開いて、逞しいちんこと厭らしい尻を晒して…眠っているのだ。


(……俺のズボンの方がはち切れそう…)


初恋みたいにどきどき胸を高鳴らせ、そっと手でそれに触れてみた。

まるでそこだけで生きてるみたいに、ぴくんっと跳ねる。

…半分勃ちかけてるから、ちょっと硬くなっていた。

(…しゃぶりたい…)


亀頭が大きく、カリも張っている。
それに皮もズル剥けで、…一体何人の女を食ってきたんだか、と妬いてしまう。
羨ましいのと嫉妬心で頭がどうにかなりそうだった。


「はぁ…それにしても…や、ばすぎだろ…」


凄すぎて、ちんこしか目に入らない。

最早理性がぶっとびかけていた。

しゃぶったら、舐めたら、どんな反応をするんだろう。

でも、ばれた後のことを考え、かろうじで焦る気持ちを押しとどめる。

ちんこにそっと触れてちょっと上を向ける。

たら、とその尿道口に唾液を垂らし、鈴口から出ている先走りとなじませるように指で優しくねちゅねちゅ擦る。


「…っ、…」

「……やーらひー…」


寝てても気持ち良いのか、悩ましげな声が聞こえ、ちんこがちっちゃく震えた。

(…可愛い)

普段がツンツンしてるだけに、俺が手でねちねち弄るだけで感じてると思うととんでもなくきゅんきゅんした。

さっきよりも今度はちゃんと左手の人差し指と親指で根元を持って、右手の人差し指と親指で先を持って固定する。

舌でぺろりとその鈴口を舐めれば、そのしょっぱい味にゾクゾクする。高揚する。最高。

野良の反応を窺いつつ、色々舐めたり咥えたまま舌を動かしてみていると、次第に肉棒が驚くぐらいに硬くなってくる。

頭の上でする吐息まじりの呼吸は、色っぽいものに変わり、舌で裏筋を下から上になぞると一際ふるふると震え、尿道口から垂れる先走りの量が増えた。


「…ん、は…っ、」


当然の如く、我慢なんてできなかった。
その大きなカリを存分に味わいながら、俺も自分のズボンを下ろし、ちんこを右手でグチュグチュ扱く。

布団の中は酸素が薄くて、だから息が苦しくて余計に感じやすくなっている気がした。


「っ、―っ、!」


びゅるるっ、

まだ野良が一度もイってないのに、咥えながら俺だけが先に達した。
ベッドについた膝が、ガクガク揺れ、下腹部が余韻に甘く痺れる。


(やべえ、いつもの数倍気持ち良いかも)

イッたことでそれを頬張っていられなくなり、唾液でねばねばになったその肉棒に唇を擦りつけながら喘いだ。
…そこからは、もう獣みたいに無我夢中で野良のちんこをしゃぶった。

どうせいつかはばれるのだから、この際だ。思う存分匂いも形も質量もすべて堪能してしまおうと開き直っていた。

…というか正直いえば我慢できなかった。

舌でぐるんぐるん舐め回してみたり、口をすぼめて扱いてみたり。
なんだか野良の呼吸が荒くなっているような気がして、征服感に満たされる。

頭を上下に動かしてじゅぼじゅぼ!って卑猥な音をこれでもかって鳴らしながら咥えて手と口の中の使える部分をすべて駆使してフェラしまくった。

野良の足やちんこが小さくびくびくって跳ね、先走りが全力マラソンした後の汗以上になって亀頭が大きく口の中で膨らむ。

寝てても本能には抗えないのか、野良の腰が焦れたように前後に動いて、ちんこと一緒に切なげに細かく痙攣していた。


…すると、

がばっと上にかかっていた布団が突然はぎとられた。


「……佐藤、…っ、お前…何、して…っ、」

「―――…ッ、」


ちょっと背中を起こした野良が、俺を睨み付けていた。
ふざけんな、と目が怒っている。

…けど、その睨みにいつもの迫力がない。

明らかにいつもより息遣いが荒く、頬を紅潮させ、余裕がなさそうだった。
眉間に皺をよせ、耐えているような顔をしている。

…それが、あまりにもエロくて、ぎゅんって下腹部に来た。


「…はやく、離せ…っ」

「…ッ、ふぐふぐふぐーー!!」


その腰に腕を回してがっしりとホールドし、ぐうっとちんこを挟んでいる唇に力をいれる。
絶対に離してたまるものかと咥え込み、頬をすぼめながらイク寸前のそれを絶頂に導くためにじゅぼじゅぼ顔を上下させた。


「…っ、なら、後で文句言うなよ…っ!」


は、と限界を訴えて吐き捨てるような声が上から聞こえた。

…と思ったら、頭を鷲掴みにされ、思いきり下に…ちんこの根元まで飲みこむ勢いで押さえつけられる。


「…っ、んぶぅ…ッ!!?」


容易に喉の奥まで侵入してきたちんこに、反射的な嘔吐感が込み上げた。
寝起きのくせに本気モードになったらしい野良に、オナホの如く腰を打ち付けられ、男の匂いが一層濃くなる。

喉の奥の狭い場所に亀頭が押し付けられ、入り込むたびに、脳天が痺れ、舌で必死に押し返そうとする。
できることなら野良の顔を見たかったけど、頭を抑えつけられてるせいで、ただ目の前にあるのは口の中に入ったりでたりする野良の硬く反り返っている肉棒とエロい腰だけだった。


「んっ、ぶ、ぶ、ふ、ん、ぶ…っ!!」


ジュクジュク…!!

(…息が、できな…っ、)

頭を上下され、唇がその形をなぞるたびに俺の唾液と野良の先走りが増え、混ざり、ねっとりとちんこに絡みついていく。
ラストスパートが近いのか、ますます動きが速くなった。
幾度となく根元近くまで捻じ込まれ、ただでさえ涙の滲む視界が、酸欠のせいで更に薄く白みがかっていく。
頬や上顎、舌に陰茎を強く擦りつけるように抜き差しされ、口の中がどろどろでいっぱいになっている。
ジュボジュボジュボ!と音を立て、亀頭が喉に、口腔内の薄い粘膜に何度もぶつけられ、そのたびにえずいた。


「っ、んン゛!!」


もう息が限界、と思った瞬間、喉の奥に一際ぐっと押し込まれた。
直後、口の中で更に硬く大きく膨らんだちんこが、びくんびくんっと跳ねる。


「っ、」


口の中で野良のモノが弾けた。
ドクドクと口腔内に一気に広がる感覚。
咄嗟に本能で逃げようとしたけど、頭を掴まれ根元近くに押し付けられていて離れられない。苦しくて、喉の刺激で反射的に精液を飲み込もうとする。でもまだちんこが奥に突っ込まれてるせいでうまく飲み込めなくて余計に足掻いた。
喉の奥で大量の精を吐き出されたと実感した瞬間、身体が甘く痺れて尻が跳ねる。


「…っ、げ、ほ…っ、う…っ、…は、」


ドロ…

ねばーっとした精液が口の中にこれでもかってほど注がれ、野良が口からちんこをずるっと抜いたときには何本か名残惜しそうに粘り気のある糸を引いていた。咳き込み、ぼたぼたとシーツに零れていく精液を見下ろす。

(苦しいけど幸せ…)

ごきゅっと喉を鳴らして、残った口の中のものも舐め、飲み込む。
ぼんやりとする思考に浸りながら、意識を閉じた。

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