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俺は洋平のことが好きだ。

むしろ、元々身寄りのいない俺にとって、ずっと面倒をみてくれた洋平は靴でも舐めれるくらいに遥か上の存在だった。だから、近くにいていい人間になるためになんでもした。

まず、頭の良い彼の目に映れるように勉強を頑張った。

洋平はすごいなと笑って髪を撫でてくれた。
もっと彼に近づきたかったから俺の上にいる奴らを虐めて数を減らした。

それと、運動のできる彼に見てもらえるようにがむしゃらに走った。

彼は褒めてくれた。
速いなと。すごいなぁって沢山褒めてくれた。

もっともっと偉いって言ってほしかったから間にいる奴らをぼこぼこにして数を減らした。
そうしたらもっと褒めてくれるようになった。

そんな関係を邪魔されてはかなわないと、洋平に好意を寄せる女がいるたびに脅して恐喝して排除した。

これからも、そうしてずっと俺は彼の近くにいれるのだと思っていた。


……そう、彼に好きな人ができるまでは。

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