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オレの好きが嘘っていうこととイクことに何の関係があるのかとか、そもそもどうして嘘って決めつけてるんだよとか、言い返したい言葉はたくさんあるのに
ね、と嗤って怪しく耳朶を掠める唇が、雰囲気が冷たくて、凍り付いたように体が動かせない。
「ぁ、ん゛ひ゛?!」
と、まだちんちんを挿入されたまま。
ベッドに顔からへたりこんでいるオレの肩を後ろから掴まれ、体を起された。
「っ、ぐ、ぅ、っ、!」
さっくんの股の上に乗るような感じでがっしりと固定され、狭くなった内壁に下から突き上げるようにして奥をめいっぱい押しつぶされる。軽く腰を振ってピストンされれば、絶頂まではいかない程でも、感じすぎてペニスを根元まで咥え込んでびくんびくん跳ねてしまった。
「…っ、い、や、だ、やだ、いやだ、ぁ…っ、」
ピストンと一緒に後ろから回された手で亀頭をグチグチ擦られ、悲鳴を上げる。
ナカのペニスが小刻みに痙攣し続ける肉壺を擦りあげ、その間に両腕を後ろから掴まれて引っ張られた。
刺激が止んだその一瞬、ようやく声を発することができた。
「…がまん…?、」
嫌だ。こんなので、オレの気持ちが、嘘と思われるなんて、
そんなの、嫌だ、
涙さえ、零れない。
むしろ感情はロボットみたいに固まったままだった。
「まって、」
まって、まってくれ、こんなので、こんな、ことで
オレは
「ぁ、」
腕を、掴む手に力が籠められる。
と、
「精々、頑張ってくださいね」
”無理だろうけど”…なんて勝敗をわかりきってる声が、優しく頭をなぞった。
一瞬後、
「っ、!!んぃ゛いぁああ…?!!おく゛…っ、ぅ、ううっ、!!」
軽く膝立ちのような状態で、今度は有無を言わさずに後ろから滅茶苦茶に内部を突かれまくった。
我慢しなきゃ、なんて思う余裕もない。
堪えないとって思えば思うほど逆に締め付けて余計に感じてしまう。
両腕をそれぞれ後ろに引かれてるせいで、前に倒れこむこともできない。
それにさっくんが下から崩れ落ちそうになる度に支えるように突き上げてくるから、後ろに逃げることもできない。
何度もイき、痙攣が治まってない身体を強引に押さえつけられ、無我夢中に突き上げられる。
「ひ、ん、や、だぁあ、ああああ、んぎぃいぃいぃ…っ!!」
前立腺を何度も狙って押しつぶされて、喉が枯れるほど泣いて叫んだ。
括れを掴まれて腰を突き上げられると、更に速度が速くなる。
完全に下から串刺しともいえるような体勢で、下腹部を激しくぶつけられて涙を流しながら快感に溺れた。
激しい痙攣のなか、オレが何十回かイッてからさっくんが再びオレのナカに欲を吐き出して、…やっと行為が止まる。
女だったら絶対に妊娠してる。それくらい奥の奥に精液が出された熱い感覚があった。
「も、うそ、らない、のに…っ、やら、やら、ぃい、も、いい、いっか、はにゃ、れ」
「どうしてやめるんですか?」
「ん、ひ、んぐぅっ、!やら、ぱんぱんしにゃ、…っ、」
問いながらも、腰だけは小さく前後されていて、ぱんぱんやめて、腰動かさないでくれと言いたいのに舌がうまく回らない。
体力すべてを使い果たしている自分に抵抗の術なんかなくて、結局この短時間でまたビクビクして獣みたいな声が漏れた。
「…俺を好きだと、仰られたじゃないですか」
「ひった、け、ろ、」
「こういうことがしたかったんでしょう?」
「…っ……あ゛、」
今度は横向きにされ、左足の腿を上に持ち上げられて後ろからペニスを挿入された。
「…ッ゛!…あ゛、ぁ゛、ぅ…っ、う…っ、」
掻き回され続けて泡立った精液の粘着質な音を鳴らしながら腰を打ち付けられ続ける行為が止められることはない。
再び奥に吐き出された熱に反応する身体に泣きながら、モノを締め付けてガクガクと痙攣した。
ペニスがずりゅっと抜かれて、ごぽりと白濁液が太ももにこぼれた。
びくびくんって果てながら前のめりにベッドに倒れこんでいると、あおむけにされる。
「ちが、おれ、せっく、にゃ、ぁ、あ…っ、」
ズブブ...
また、挿入ってくる。
今度は向き合った状態で、敏感すぎる身体を犯しに来る。
曲げた膝が胸につくように持ち上げられ、あっさりと肚に呑み込んだペニスによって、容赦なく絶頂させられた。
「っ、ぁ゛ア゛ア゛アッ゛っ!!」
しかも今度はいつの間にか持ってたバイブの先端でちんちんの亀頭やカリ、裏筋、根元をヴヴヴヴヴと強く摩擦されながら肚に埋め込まれたペニスを抜き差しされる。
どんっと奥を貫かれ、かき混ぜられて、びくんって腰をつきだして涎を零しながらヨガった。
蕩け切った肚に加えてちんちんも同時に刺激されれば一瞬にして肌が粟立つほどの快感に身を引き、涙を流しながら開かされた足にぎゅっと力が入り、異常な収縮でペニスを締め付けてしまい、ぶんぶんぶんぶん首を横に振る。
「ご命令であれば、俺は何でも致します」
「…っ、!?ぅ、な、…っ」
命令、?!!!!
卑猥な淫音と、振動、合間に聞こえたその言葉の意味を理解して、ぐちゃっと心臓がひきつれたような痛みに襲われた。
同時に、どうして、と叫びたくなった。
(めいれいで、だから、オレとこんなことしてるのか…っ?!)
信じたくない。
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