・好きになってくれてありがとう※

「桜華……」


教室に着いたらもうクラスメイトがいたけど、そこにブン太もいて。
朝練なかったはずなのに早いなあなんて考えてたら、何だか彼の顔が凄く辛そうで。
どうしたんだろうって思ったけど、よく考えたらきっと原因は私だ。


(もう少し時間置いてから来ればよかったかな……)


ブン太を見ながら後悔してたら、彼にグイッと腕を引かれて昨日と同じ様に屋上に連れて行かれた。
何だかこの頃腕を引かれてばっかりだなあ、なんて。
目的地に着くと、ブン太は私を見つめてさっきと変わらない表情で言った。


「どうして、そんな泣いた後なんだよ……何があったのか教えて」

「……幸村君にね、ばいばいしてきた」

「!」

「さっきまで男子テニス部の部室で話してたんだ……そこでね、私から終わりにして下さいって頼んだの」

「いきなり何で……いや、桜華がそれでいいならいいんだけどさ。……幸村君の事、本当に好きだったんだろぃ?いいのかよ、それで」

「うん……いつまでもぐだぐだ続けてていい関係でもなかったから。幸村君には本命の彼女さんがいるし、その子を大切にしてって伝えてきたよ」

「そっか……。……じゃあ、俺にもチャンスあるって思ってもいいって事?」

「ブン太……」


ブン太の声は嬉しそうで、でも私に気を使っているのかあまり態度には出さない。
そんな所もまたおかしくて、私はくすっと笑ってしまう。
ブン太は「何で笑うんだよ」ってちょっと拗ねた。


「だって、表情には出さないようにしてるみたいだけどブン太、声がもう……ふふっ」

「し、仕方ねーだろぃ!……嬉しいものは嬉しいんだよ。桜華の事、もう気兼ねせずに好きでいられる事が」

「ありがとうブン太。……昨日ね、ブン太に好きって言われてから何だかブン太にすっごくドキドキして。だから……」


私がそこまで言うと、ブン太はぎゅっと抱き締めてきた。
また甘いりんごの匂いに包まれて安心する。


「それ以上は言わないで」

「……?」

「本当に俺の事好きになったら、続き聞かせてほしい。だから今はまだ……な?」

「うん、分かった……」


そういう所で男前なブン太にまたどきどきしてしまって。
心臓の音がやけに煩くなるのを感じながら、それでもこうしてブン太に抱き締められているのが嬉しくて。
彼の体温が心地良くて、そっと目を閉じる。


(ああ、最初から幸村君じゃなくてブン太に恋していればよかったのかな……?)


私は心の中でそう思いながら、ブン太の抱擁に返事をするかの様に彼の身体に腕を回した。




次の日から、私とブン太は少し変わった。
お互いがお互いを意識し合い、ドキドキしながら話しているのが分かる程。
だけどそれが嫌な訳じゃなく、ただただ甘酸っぱい青春を味わっているかの様。
私はこんなにも身近にブン太がいたにも関わらず、何で彼の魅力に今まで気付いていなかったのかと自分自身に疑問を投げかけた。


(ブン太、本当に優しいしかっこいいよね……。でも、幸村君の事があったすぐでこんな事思っちゃいけないのかな……)


ぼーっとそんな事を考えていると、ブン太が顔を覗き込んできた。


「どうしたんだよ?何考えてたの?」

「あ、えっと……(ブン太に言える事じゃないよなあ)」

「もしかして、俺が優しくてかっこいいって事とか?」

「!?」

「……え?その顔何?もしかして図星?やっぱ俺って天才的?」


ブン太にまさか言い当てられるとは思わなくて、私は思わず目を見開いた。
彼は変な所で勘が鋭いから困る。
しかし、私の表情から考えを読み取ったブン太はとても嬉しそうな顔をしていて。
その表情ですらかっこいいと思ってしまう。


「へへっ、桜華にそう思って貰えたなら嬉しいけど!好きな子にかっこいいって思ってもらえるのって最高に幸せ」

「ブン太……」

「……ね、もっともっと俺の事考えて?幸村君の事忘れちゃう位、俺の事だけ考えて……」


急に真面目な顔をして言うものだから、私はこくこくと頷くしかなった。
だって彼に言われなくても、私の頭の中はブン太で一杯なのだから。


(幸村君の事考えてないって言ったら嘘になるけど……でも、ブン太の事の方が沢山考えてるよ)


恥ずかしくてブン太には直接言わないけど、本当に今の私はそうなのだ。
ブン太と話しているだけで、荒んでいた心が満たされていくのを感じていた。
幸村君との事があった時には考えられない温かさ。
きっとこっちが本当の本当に正解なんだなってそう思った。



幸村君とばいばいしてから二か月が経った。
私は相変わらずブン太と友達以上恋人未満な関係を続けている。
ブン太も特段変わった事はせず、ただ私の答えをずっと待っている様子だ。
でも私は決意したのだ、やっと。


(今日は、ちゃんと言おうって決めてきたから)


心を落ち着かせるために一つ深呼吸をすると、私はブン太がいるであろう屋上に向かった。
彼は昼寝をすると言って教室を出て行ったので、きっとそこにいるだろう。
今日は最高に天気がいいから。


「あ、いた」


屋上に着くと、ブン太はそこにいた。
身体を横に向け、すやすやと眠っている。
時折むにゃむにゃと口を動かしているのは、夢で何かを食べているからかな?
そう考えると可愛らしくて、私はくすっと笑った。


「ブン太、ねえ……起きて」

「ん……」

「……起きて、ブン太。あ、起きないとキスするよ」

「…………」

「起きてるでしょ」

「……ばれた?だって、起きなかったらキスしてくれるんじゃないの?」

「もう……」


片目だけを開けちらっと悪戯っ子の様な顔で私を見るブン太。
そんな彼の様子にまた笑ってしまう。
ああ、ブン太といると本当に笑いが絶えない。


「……で、どうしたの?わざわざ起こしに来てくれたの?」

「それもあるけど……どうしてもブン太に言いたい事があって」

「?」

「聞いてくれる……?」

「うん、ちゃんと聞くよ」

「えへへ、ありがとう」


ちゃんと私の前に座りなおして話を聞く体勢になるブン太。
その表情は真剣な、でもどこか緊張しているような感じにも見えた。
彼も何となく感じ取っているのかもしれないと、私まで緊張してきた。


「あのね、幸村君とばいばいしてからこの二か月、ブン太といて凄く楽しかった」

「うん」

「今までだって沢山話してたし、親友だったから楽しかったけど……それとはまた違う楽しさって言うか。ドキドキして、ふわふわして……ブン太といるだけで幸せだなあって思うようになった」

「……」

「ずっとブン太と一緒にいられたらこの幸せが続くのかなって……最近はそんな事ばかり考えて。もうね、頭の中がブン太でいっぱいなんだ」

「うん……」

「ブン太に好きって言われてから少し時間が経っちゃったけど……まだ私の事、好きでいてくれてますか?私はブン太の事が、大好きです」

「桜華……」


言い終えた途端、ブン太に抱き締められた。
そう、この温かさを待っていた。
二か月前からずっと、この温もりを求めていたんだ。


「ブン太……」

「やっと俺の事好きになってくれたの……?」

「本当はもっと前から好きだったけど、色々と早過ぎるかなって思って……」

「そんな事考えなくてもいいのに。……あ、そうだ返事してない俺」

「……」

「まだも何も、桜華の事好きじゃなかった事なんてないよ。この二か月間も、その前も……今も、ずっとずっと、桜華の事好きだから。俺には桜華だけ。大好き」

「うん、うんっ……ありがとうブン太」

「ほら、泣くなって……な?俺まで泣きそうになるから」

「ふぇ……」


困った顔をして私の涙を拭うブン太。
泣くなって言われたけど、無理な話。
これは悲しくて苦しくて泣いているんじゃないから……幸せで溢れてくる涙は止められない。
でもそれはきっとブン太も分かっていて、「よしよし」と頭を撫でてくれる。

こんなにも幸せをくれる彼を、私も幸せにしたいって心の底からそう思う。



暫く私は泣いて、その間にとっくに昼休みは終わってしまった。
結局のところ、サボりだ。
ブン太も付き合わせて申し訳ないと言う気持ちになるけれど、彼はそういう所に関してはあっけらかんとしているので助かる。
私とブン太しかいない屋上。
二人きりに、無性にどきどきする。


「なあ桜華」

「ん……?」


ブン太に呼ばれ彼を見た。
すると少し顔を赤くしてもじもじしている。
どうしたのだろうと首を傾げる。


「ブン太……?」

「や、その……お願い一つ、聞いてくれる?」

「うんいいよ?(何かな……?)」

「……キス、してもいい?」

「!」


照れながら、だけどしっかりと私を見つめてそう言ったブン太。
そんな風に言われて断れる人がいるのなら是非お会いしたい。
……いや、そんな呑気な事言ってる場合じゃない。


「……だめなんて、言う訳ないよ」

「桜華……」

「ブン太の事好きだから、沢山したいって思うよ」

「っ……桜華、好き、好きだよ……」

「んっ……」


ちゅっと一度キスされたかと思うと、もう一度角度を変えてキスをされる。
何度も何度も、それでもその一つ一つにちゃんと気持ちが篭っている様なキスにまた泣きそうになってしまう。
ブン太の想いを全て受け入れる様に、私も出来る限り彼のキスに応えた。



そんなこんなで、ブン太と付き合い始めてから既に三か月。
日が経つのはあっという間で、だけど気持ちは変わらないどころかどんどん大きくなっていって。
ブン太の事が好きで好きで堪らない。

今日はブン太の家族の人が留守だという事でお呼ばれされた。
出来ればブン太のお母さんや弟君達にも会いたかったな〜なんて思ったりもしたけど、二人きりもたまにはいいかなって。
彼の家族は彼と同じ位明るく優しい……ブン太がこう育ったのも納得だ。

部屋に通され、二人でのんびりとくつろぐ。
この時間さえ堪らなく幸せ。
だって、この空間全部がブン太で……雰囲気も、匂いも、全てが彼一色。


「あのさ桜華」

「ん?」


ブン太に話しかけられ返事をする。
彼はやけに戸惑った表情をしている。
どうしたのだろう……?


「……例えば、俺が桜華とセックスしたいって言ったらどう思う?」

「!」


突然そんな事を言われると思っていなかったので私も戸惑ってしまう。
セックス……幸村君として以来勿論誰ともしてないから、すっかり忘れていた。
いや、ブン太と付き合ってるんだったらいつかはなるのかともどこかで思ってたのかもしれないけれど、それ以上に彼といるだけで幸せだったから特に思う事はなかったのだ。


「ずっと言い出せなかった。桜華は幸村君との事があるし、トラウマみたいな?そんなのになってるかもって……」

「ブン太……」

「いや、別にしなくたって桜華の事好きなのには変わりないからな!勘違いすんなよ?別にセックスしたくて桜華といる訳じゃないから」

「ん、うれしいなあ」

「……でもやっぱり桜華の事大好きだし、愛してるから……その、したいって思う事もある。今だってこうやって二人きりでいて……そういう事考えない訳じゃない」

「……」

「ごめん、こんな事」


ブン太は俯いて頭を掻いた。
でも私には分からなかった、何故彼が謝るのかが。
だって、何も謝る事なんてない……ブン太のその気持ち、私は嬉しくて仕方ないのだから。


「ブン太、謝るのはなし」

「え?」

「……ブン太のその気持ち、嬉しいよ!幸村君との事とか考えてくれたり、セックスしなくてもいいって言ってくれたり……」

「桜華……」

「でもね、私ブン太に我慢されるのは凄く嫌だし……その、私ももっとブン太に触れてほしいって思ってるよ。……ブン太だけじゃないんだよ、大丈夫だよ」

「それって……!?」

「……優しく、してくれますか?」


私がちらっと彼を見てそう言うと、顔を真っ赤にしながらニッと笑ってて。
そして「勿論、最高に優しくする……って、俺初めてだから桜華より経験値ないけど」とはぐらかす様に言った。
そんな所も、私はブン太らしくていいなって思って思わず笑ってしまった。


「桜華……本当にいいんだよな……?怖くない?大丈夫……?」

「何にも怖くないよ、大丈夫……。……ブン太のしたい様に、してくれたらいいから……」

「っ……」

「心はもうブン太で一いっぱいだけど、身体もブン太でいっぱいにしてほし…………んっ」


言葉を遮るかの様にキスをするブン太。
ああ、彼も限界なのかなって。
一旦キスをやめたブン太はひょいっと私を抱き上げベッドに寝かせると、上に跨り熱に浮かされた様な瞳で私を見つめる。
そんな目で見られたら、おかしくなりそう。


「桜華、俺……」

「うん、分かってるよ……。ね、ブン太……お願い、沢山触って……?」

「っ、うん……俺もいっぱい触りたい……」

「ありがとう……えへへ」

「……脱がすからな」


少したどたどしい手つきで私の服を脱がしていくブン太。
彼の緊張と興奮が嫌って言うほど伝わってくる。
それと同時に、自分もブン太に触れられる事に期待してるし、興奮してるんだと思う。
だって、さっきから下半身が疼いて仕方ない。


(これはもしかしたら幸村君との関係で培われたものかもしれないけど……今は、今からはブン太で……)


そう思いながら、ゆっくりと胸に触れるブン太の手に私は小さく声を漏らした。





「あ、ぁっ……ん、ブン太っ……」

「はっ……桜華、桜華っ……」


沢山愛撫を重ねてくれたブン太。
だけどそれじゃ足りなくて、私から求めてしまった……ブン太が欲しいって。
少し驚いた顔をした彼だったけど、次には嬉しそうに微笑んで「俺も桜華に挿れたい、もう限界……」って言った。
それだけでも私の下半身はきゅんとする。

ちゃんと避妊具を着けて、ゆっくりと優しく私の中にそれを挿れてくるブン太。
満たされる、気持ちいい。
ブン太と一つになれたのが嬉しくて、身体もそれに素直に反応するかのように彼を締め付けたらしい。
小さな声を漏らしながら、彼の表情が少し困り顔になった。


「桜華、締め付け過ぎ……っ、何?俺の入ってきて嬉しいの……?」

「っ……うん、ブン太と一つになれて嬉しいっ……ぁ、気持ちいい……」

「も、そういう事そんなエロい顔して言うの反則だから……」

「ぁっ……」


ぐっと一気に腰を押し進め全てを挿入しきったブン太。
なんて気持ちいいんだろう。
彼自身をきゅうきゅうと締め付けるのをやめられない。
だってこんなにも愛おしい。


「ブン、太ぁ……」

「は、もう……何なの桜華、エロ過ぎだから……っ、可愛い……」

「そんな事ない……」

「……我慢出来なくなるから、優しくしたいのに」

「いいよ、ここまでずっと優しくしてくれたんだもん……最後くらい、ブン太の好きにしてほしい……」

「なに、それ……」

「だって……私も気持ち良過ぎておかしくなりそうだから……」

「あー……だめごめん桜華。……ちょっと優しく出来ないかも」

「気持ちで優しくしてくれるならそれだけで十分……」

「っ……桜華っ……」


突然腰を動かし始めるブン太。
そこには全く余裕がなさそうで、興奮からかはあはあと荒く息をしている。
そのブン太に私も興奮して、声を出すのを止められない。
本当に初めてなの?と思う位、私の好きな所を突いてくるブン太……愛し合ってるからこそなのかなと思って少し嬉しくなったり。

お互いの興奮が、欲が、溢れて止まらない。



「あぁっ……ぁっ、んっ……ぶんた、ぶんたぁっ……」

「桜華、桜華、好き……好きだよっ……」

「わたしも、ぁ……すきっ、ぶんたのことだいすきっ……!」

「はっ、最高桜華……本当、俺の事好きになってくれてありがと……っ」

「ひぁぁっ……だめ、ぶんたもうっ……ぁんっ」

「いいよ、っ……俺ももう無理かもっ……」


ブン太がそう言って一層腰の動きを速めた瞬間、私は呆気なくイってしまった。
その締め付けにブン太も小さく唸った……きっとイってくれたんだと思ってそれだけで幸せな気分。


「ブン太……」

「桜華、最後……その……」

「ふふふ、優しく出来なかったって気にしてるの……?」

「うん……」

「いいって言ったでしょ……?私も、気持ち良かったし……」

「そっか、よかった……。……でも桜華、本当エロ過ぎ。あんなので我慢出来る訳ないよな、うん。思い切り俺の締め付けるしさ……何度イくの我慢したか」

「もう、何それ」


私が膨れて見せると、ブン太は「ごめんごめん」ってはにかんだ。
そして私の頭を優しく撫でたかと思うと、彼はぽつりと本音を漏らした。


「……やっと、俺の桜華に出来た」

「え……?」

「や、別にセックスがどうのとは思わないけどさ……やっぱり幸村君の影がどうしてもちらつく時があって……ごめん」

「ううん、それは仕方ないよ。謝らなくてもいいんだよ」

「……幸村君は桜華の身体を知ってるんだなあとか、そう言う事考えると嫉妬しちゃってさ。だから……」

「ごめんねブン太、嫌な気持ちにさせてたんだよね」

「違うっ!そう言う事じゃなくて……!」


慌てて否定しながら私を抱き締めるブン太。


「……もう幸村君には渡さないし、幸村君の事忘れさせる位桜華に沢山優しくしたかった。幸村君より下手だったかもしれないけど、愛情は沢山篭ってただろぃ?」

「ふふふ、うん……ブン太の愛沢山感じた。嬉しかった……ありがとう、こんなセックスは初めてです」

「よかった……」


ふわりと微笑んだブン太がやっぱりかっこよくて。
これからもブン太と沢山色んな事が出来たらいいなってそう思った。
きっと彼も同じ気持ちだって、そう思いながら。



(ブン太、シてる時髪掻き上げてたよね)
(え?そうだった?……あー、確かに汗ではりつくしそうしてたかも)
(……それがすっごくかっこよかった)
(まじ?……こんな感じ?)
(うん!わあ……結婚式での髪型はブン太それがいいと思うよ!前髪上げてるとかっこよさ増す。これに白いタキシードとか最高!)
(じゃあ、桜華覚えててな?俺と結婚するまで)
(へ?)
(何?そういう意味じゃなかったのかよ?)
(えっと……はい、覚えてます。よろしくお願いします……(自分で言って恥ずかしい……!))
(へへっ、とびきりかっこいよくなってやるから覚悟してろぃ)




あとがき

ブン太ルートでした。
あえて幸村君は名前のみの出演にしました。
書いててとても楽しかったです。
最後のブン太の姿は、くじの絵柄を参考にしました。
昔自分も同じ姿のブン太を想像した事があったのであの絵柄見た時は震えました。
裏っぽくなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。