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 杉村が慈しむように、軽く俺の唇をはむ。
「…知也は俺のものだ。これから毎日、俺の形を覚え込ませてやる。俺なしじゃいられなくなるように」
「…うん」
 知也の上気した顔は、とろんと蕩けきっている。
 理性は剥がれ落ち、求めるものはもう、快楽しかない。
「もっと、欲しい…」
 股を開き、後腔を自らの指でくぱっと拡げる。
「知也…ッ」
 悦びと興奮に、杉村が恍惚とした声をあげる。
「孕むくらいに、慧太さんの精液、ナカに……出してッ」
 スカートの奥に潜むすっかり熟れたそこは、もう女のそこだった。
 杉村は歓喜に身を震わせながら、知也に飛びついた。
 文化祭の喧噪に紛れ、絶え間なく、枯れた嬌声がいつまでも響き渡っていた。


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-家庭内密事-
-彼の衝動-