04

 驚きに目を見開く。レオよりも少し大きいそのシベリアンハスキーと目が合う。固まる星川をよそに、シベリアンハスキーは頭で星川の身体を押しやり、仰向けに転がした。星川のナカで、結合したままのレオのモノが回転して、内壁を抉る。
「―――ぁア!」
 思わず嬌声が漏れる。シベリアンハスキーは星川の顔を覗き込み、顔を舐めまわし始めた。
「な、何…、や、やめろよ…っ」
 シベリアンハスキーは人懐っこいのか、星川に興味があるのか、星川の顔をぺろぺろと舐める。
 一体誰の飼い犬なんだ。もし飼い主が傍にいるなら、レオとの行為が露呈するかもしれない。星川は急いで辺りを見回すが、周りに人がいる気配はない。だが、今はいなくても、じきにシベリアンハスキーの飼い主が、探しにやってくるだろう。
「レオ、もうやめろ、抜けって…!」
 しかし、星川の後ろは、抜けないようにレオの亀頭球がしっかりと根を張り、射精を続けており、星川のナカから出すことが出来ない。
 シベリアンハスキーは、焦る星川の顔をのっそりと跨ぐ。星川の目の前が、真っ白な毛で覆われる。微かに視界に入った信じられないものを見て、星川が目を見開く。
「え、何で、―――ぁぐッ!?」
 シベリアンハスキーの勃起したモノが、星川の口を貫いた。そのまま腰を振られ、喉の奥をがつがつと突かれる。
「うぇ、が、…ぁ、おぇ…ッ」
 思わず嘔吐感が込みあげる。強烈な大きさに、顎が外れそうなほどに痛い。喉が圧迫されて、呼吸ができない。それでもシベリアンハスキーは、お構いなしに腰を振り続ける。
 下の口は飼い犬に貫かれ、上の口は知らない犬に貫かれている。この状況に頭が付いていかず、星川は目を白黒させることしかできない。
「あーあー、これはすごい」


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-家庭内密事-
-彼の衝動-