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 男が爽やかな微笑みを浮かべながら、言い放った言葉に耳を疑う。
「……え?今、何て…?」
「僕の犬も、女を犯すのが好きなんですよ。さすがに男は初めてですけど。ロキはあなたの事が気に入っているみたいですから。遊び相手になってあげてください」
 男がロキ、と一声かけると、シベリアンハスキーが星川を大きな体躯で押し倒した。
「え、ちょっと待って、―――あぁァッ!」
 何の前触れもなく、一気にロキのモノが星川を貫く。レオのそれよりも大きく、後ろがミチミチと音を立てる。
「痛い…ッ、やめろ…ッ、ァっ…!」
 ロキが激しく腰を振るたび、奥に注ぎ込まれていたレオの精液がぐちゃぐちゃと音を立てて泡立つ。
 すぐ傍で見ていたレオが、星川の身体に飛び散っていた白濁を舐め取り始める。
「や、…あっ、…やめ、ろ…っ」
 星川が圧し掛かる二匹の大型犬を押しのけようともがいていると、頭上でカシャッとシャッター音がした。反射的にそちらを見ると、男がスマホをこちらに向けて、静かに微笑んでいた。
「な、なに撮ってるんだよッ…!」
「拒んだら、この写真をあなたの会社に送りつけますよ。それが嫌なら、ちゃんとロキにご奉仕してください」
 星川には、もはや男が悪魔にしか見えない。突然現れたこの男に、致命的な弱みを握られてしまった。星川も大概だが、この男は星川よりも遥かに危なく、狂っている。
 男は相変わらずの微笑みで、傍の木にもたれながら、獣に犯される星川を眺めている。
「…やめ、見るなっ、ァぁ、…んぅ、…ふ…、ぁ」
 痛いはずの後ろに、だんだんと甘い疼きが芽生え始め、星川の声が甘さを帯びる。


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-家庭内密事-
-彼の衝動-