なんて冗談よ
『え、ほんき?』
「え?」
4匹目のペットになる?と誘われたからyesと答えたらこんな展開。
なんでなんですか。
『いや、飼いたいけど、立場考えなあかんやろ?
デビュー決まったイケイケ男子がアラサーの家に住み込みってさ、世間体やばない?』
「あー、まぁ、、、はい、、、」
『まだ寮なんやろ?』
「そろそろ出ようかなって思ってて、、、」
『うん、おうち探したらえーやん。』
おろおろとしてると猫3匹が寄ってきて猫まみれになる。
『うちの子達にすんごい睨まれてんねんけど。なに、いつの間に同盟組んだのよ、あなたたち。』
んもー。そんな可愛いことされると困るのよね
なんていいながらキッチンへ行くさえさん。
もうこの話題はやめておこうかな。
ただ自分の傷をえぐるだけな気がする。
『今日夜食べてく?』
「え?!いいんですか?!」
『何食べたい?ものによっては買い物行くけど。』
「えー、あるものでいいですよ。」
『あー、ヨーグルトと牛乳とコーヒーとイチゴと卵とアイスしかなかったや。』
「あ、買いに行きましょうか?」
『んー。じゃあ鍋にしよ。一緒に行く?』
さっきの立場考えなって話はどこ行ったんだか。
「買い物くらいできますよ。おうちでゆっくりしてくださいよ。」
『いや、ほかの食材も買わなあかんねんて。』
そりゃそうか。
さえさんは相変わらず掴みどころがない。
でも一緒にいて落ち着く。
ほんとに住みたい、ここに。
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