ハッピーハロウィン兎ちゃん

現パロ.ニップルピアス.小スカ


「エースがやったの?」

 名前は冷酷無情な音色ひとつで、辺り一面荒らされた部屋を専有した。
 先で背を向ける男はそれまで憤怒していたはずだったが、彼女の声を拾うと途端に体を固まらせ、オイルの足りないロボットのごとく、ギギギ、とぎこちなく首を動かす。
 数刻前の暴れ具合が嘘のように大きな図体を縮こまらせて、飼い主に泣きつく犬のように名前を見た。しかし謝るつもりで口から出た言葉は、どれも掠れた吐息に変換される。

「黙ってたらわからないよ。こんなに汗かいちゃって、どうしたの?ちょっと震えてない?」
「あ、あっ、ごめん……わりぃ……名前、おれっ」

 普段は言葉に躓くと、必ず助け舟を出してくれる名前。それが今は、何か言い切るまで一切の手助けをしないとわかる佇まいで、エースの瞳を貫いている。
 彼女の前でなければ、精神力、忍耐力、それこそ身体能力のすべてが強靭と言える背丈185の男が、名前を見ると一瞬で弱体化してしまい、まるで赤子のようだった。
 エースは自身の大勢の家族にゲラゲラ笑われるほど、わかりやすく名前を好いていた。
 そしてその深すぎる愛情は、この惨劇にさえ繋がってゆく。

「名前が、朝に、ごみ捨ていったとき」

 言われた彼女は今朝の出来事を思い浮かべる。と言っても、出来事と呼べるほどのハプニングはなにもなく。
 強いて言うなら、今日はハロウィン。仮想をした子どもたちが登校しているところに出くわして、お菓子をやったくらいだった。

「変な、赤い布被ったガキとか、変な耳つけてるガキに、かわいいっていって、おれと一緒に食うって言ってたお菓子、やってただろ……!」

 それがこの部屋の有り様を説明するのに、十分な理由になるのだろうか。名前は恋人の常軌を逸した嫉妬心と癇癪にため息をつく。

「あ、わるかった、から。片付けるから、ごめん。忘れてほしい、嫌われたくねェ」
「いや、いいよ」

 呆れたような物言いに、エースはどんな未来を想像したのか、声を震わせて名前の手を取る。

「やだッ!……まてよ、嫌だっ。やめてくれ、おれのこと、すてんのだけは……」
「ちがくて。仮装してた子達に嫉妬したんだったら、この後エースもするから大丈夫だよ。あとお菓子は普通にごめんね。二個買ってきてたからいいかなって」

 エースは凍った体が溶けていくような感覚にほっとして、微笑む彼女に抱きついた。
 名前が言った「この後エースもするから」の部分に一瞬首を傾げたものの、触れ合った柔い肌や蕩けそうな名前の香りに、意識は瞬く間に奪われていった。

「……いつもわりィな。名前のことが大事で、大事すぎて、自分でも止めらんねェくらいおかしくなるんだ」
「気にしないで。私はエースから離れないし、ずっと大好きだからね。なんなら今日、エースのこと可愛がってあげるためだけに、衣装だって買ってきたんだから」

 破損された本棚から木片が落ちる中、二人は部屋の真ん中でお互いを見つめ合う。神話さながらの混沌とした絵面であったが、エースは視界いっぱいに彼女を入れて、際限なく浴びせられる愛に恍惚として、この後のことは露ほども考えていなかった。
 
「名前……おれもすきだ……」
「私も。はい、じゃあお終いね。掃除だけよろしく。ここでコスプレえっちするんだから、ちゃんと片付けないと傷つくのはエースだよ?落ちてる針がお尻に入っても取ってあげないから」

 名前はエースの定期的にやってくるメンタル不調の世話はしてやれど、部屋を一緒に片付けてやるほどの聖人ではない。エースのキュッと上がった尻を鷲掴み、「わかってるよね」。そう言い残して部屋を後にした。
 間抜けた音で閉まったドアに、エースは目を丸くして、ぽつんと部屋の真ん中に立つ。情けなく名前を追いかけるでもなく、やってられるかと掃除を放棄するでもなく、ただそこに立っていた。
 そして彼女が別室に入っていく音を聞くと、口角をこれでもかと上げニヤッと笑い、拳を挙げて勝利の咆哮をする。

「……よっしゃあああああ!セックス!部屋片付けたらセックス!やるしかねェ!あ、針だけは気をつけねェとな。あーいう時の名前はどんだけおれが痛がってもマジで放置してくるから」

 名前に躾られたエースは、掃除において周りの思う彼以上の働きを発揮する。有り体に言えば、彼は綺麗好きには見えないので、ビフォーアフターで部屋を見比べたら、アフターの方が酷くなるんじゃねェかとからかわれそうな。
 そんな期待を裏切って部屋を綺麗にしたエースは、名前を呼ぼうとリビングへ。すると香ってきた夕飯の匂いに、大きく腹の虫が鳴いた。

「今日はなんだ!?うまそーな匂いだなァ!」
「良かった〜。カボチャたくさん使ってみたの。部屋は綺麗になった?」
「なった!飯!」
「まってね、エースはご飯の前に着替えて」
「えっ?」

 指さされたそれに、食を前にして切れかけた理性が強引に繋ぎ止められる。しかし逆らうほどの手間でもない、と畳まれた布切れを摘んだ。摘んだのだが。

「んっ?」
「ご飯食べたいからはやく〜」
「んァ〜……どうなってんだァ?これ」

 エースの指に吊るされた黒い布は、アームカバーのようで、対のものがソファに置かれている。その先には白いフォーマル手袋が。横には予めネクタイがセットされているつけ襟。さらに横には長いながい、鼠径部まで覆い隠してしまうような着圧ソックス。

「これァ、なんだ、耳?今日のガキが付けてたのより長ェ」
「兎だからね」
「へェ、そう。……え、おれが付けるんで合ってるか?」
「合ってるから早くしてよ」
「でもよ、着替えるっつったって肝心の服がねェし……はァっ?なん、え、これ……」
「アナルプラグと兎のしっぽ。服なんかない。ご飯冷めるから早く」

 着替えなかったら、夕飯と共に名前からの愛も冷めてしまうんじゃ?人からの愛を信じることが下手くそな彼は、また余計な心配をして自身を追い詰めて、彼女の瞳の冷たさにデジャヴを感じながら服を脱ぎ始めた。

「こっち向いて着替えてくれないんだ」
「あっ、当たり前だろッ!…………うわ、なんだこれ……なァ、おかしくねェか、ちんこ丸出しだぞ」
「いいの、これ逆バニーってやつだから。それより尻尾もつけてよ」

 いつの間にかすぐ後ろまできていた名前に、肩が大袈裟なほど跳ねる。
 ふにゃんと垂れている性器を見せるのには、リビングというのも相まって抵抗があり、エースは真っ赤に染めた顔だけを彼女方へやる。

「バニーちゃん、私の部屋壊したんだから、言うこと聞いてくれないと困るよ?」
「やっ、やっぱ怒ってたか……!」
「バニーちゃんの仕事はお給仕だから、とっととお着替えして、まずはウェイター、よろしくね」

 剥き出しの背に当てられたジェリーローションに、エースの性器がちょっぴり持ち上がった。


♦♦♦


「ん゛、ン゛〜っ!むず、い、はいんねェっ」
「緊張しちゃってるのかな、ここもマッサージしよっか」
「んぇあっ!?♡そこ、そこっ、なに!なんもないのに……!」
「会陰って言うらしいよ。……あ、耳ズレてきちゃってる」

 名前は片手でエースの会陰揉みながら、もう片方でうさ耳を直す。
 ふわふわと毛羽立つカチューシャは、エースの黒髪と良く馴染む漆黒だ。そばかすが消えてしまいそうなくらい真っ赤に染めあげた顔で、自分を見上げてくるエースの可愛らしさに、名前は思わず頭を撫でた。

「あっ、ふぅっ♡……ん、ふ、う♡」

 エースの緊張状態が解けていくと、名前の手に擦り寄りながら、閉じかけていた足を開くほどの余裕が出る。既に腹の奥では炎がグツグツ燃えていて、性器はほとんど完全に勃起していた。

「はい。これローション塗ったからあげる」
「ん……、あ、う、はいんねッ……」
「えぇ〜?……ほんとだ、ちょっと待ってね。前立腺こねこねしよっか」
「う、おう……♡ん……指は入るんだけどなァ……お゛っ♡あっ♡すげ、えっ♡♡」
「ここ気持ちいね、おまんここねこねされるの好きだもんね」
「う゛ぅッ♡あうっ♡ん、んぐっ♡」

 エースの鼻にカプっと噛み付いた名前が、もう一度、今度はゆっくりと尋ねる。

「バニーちゃんは、おまんこ、私のお手手でよしよし♡こねこね♡ってされるの、大好きなんだもんね?」
「んっ♡あ、あぁ゛あ゛〜ッ♡すきっ!お、お……っ、おまんこ、すきぃ……っ♡♡ば、ばにーちゃんッ♡んぃ゛っ♡あッ♡いき゛そっ♡♡おまんこっ♡ばに、ちゃん、こねこねすきぃッ♡♡」
「ふふ、自分でバニーちゃんって言っちゃうの?かわいいね」
「あ゛っ、ごめッ♡ひァ゛っ!?♡あっはァ゛〜♡いくいく゛いく゛ッ♡おまんこ゛いく゛〜っ♡♡♡」
「よし、こんな感じかな」
「あっ……え……?……んおぉ゛ッ♡」

 名前はあくまでアナルプラグの挿入を手伝っただけで、エースがイくもイかないも、彼女からしたら1ミリも関係の無いことだった。
 エースはそれを聞いて、仮装もしてないこの女が誰よりも悪魔に見える、と内心悪態づく。実際に噛み付いても良かったが、「ちんぽおったてて何言ってんの」とデコピンならぬチンピンされる未来が見えたため、賢明な判断で口を噤んだ。
 その間も尻の中の圧迫感や、尻周りの尻尾が触れる擽ったさに身がよじれる。もじもじしていたエースに名前が勘づくのに時間はかからず、手を伸ばしてエースを立ち上がらせた。

「お゛ッ!?♡あ、あっ、うごいたら、これっ♡」

 聞こえないふりをして名前が手を引くと、真っ黒で艶々とした足が、ガクガクと踊りながら一歩前へ。へっぴり腰で歩く姿は見れば見るほど情けない。

「あとはこれね。ほら背筋張って。肩掴んでいいから」

 遠慮なく肩に手を乗せて、どうにか快感から逃げるエース。名前に胸を見せびらかすような形になった体勢では、ピンと尖った乳首が存在を主張して、胸の真ん中に揺れるネクタイの異質さが目立った。

「せっかく開けたのに付けないの勿体ないでしょ?ちゃんと勃たせて」
「え゛ぁッ♡そこっ、それッ!鈴じゃ……!あっ……う♡」
「ぺろぺろされるの好きだよね」
「す、きっ♡ぺろぺろきもちいからっ♡ピアス、やめてくれっ……!はう゛っ!?♡ぎゅって゛されたらッ♡びんびんになるからぁ゛っ♡」
「じゃないと刺さらないんだもん。ふにゃふにゃの乳首にピアス刺して、穴じゃないとこグズグズ弄られたら痛いでしょ?考えてあげてるんだよ。主人に気を遣ってもらえてよかったね」

 カチッとハマったピアスを一瞥した名前が、満足そうに飾りの鈴をつついてくるせいで、エースは魔の手から必死に逃げるが、足がよろけてゴリュッ♡なんて音と共に前立腺が潰れてしまった。

「い゛ッ、あぁ゛〜〜〜ッ♡♡♡あはぁッ♡あ、やだぁッ♡♡なまえっ、やめれぇ゛ッ♡」

 エースは膝から大きく崩れ落ち、床には粘り気のある精液が飛び散る。空気を読まない鈴の音が、チリン、と何度も響いて、格好から何から何まで滑稽だ。

「やだもう、早すぎ」
「んなっ、こと、ひっう……!おれ、はやく゛ねェし……っ!早漏じゃねェからなっ!……んぶっ!?……ゾーキン……?」
「床舐めさせるのは可哀想だから。ていうかさ、はやくキッチン行ってよ!ご飯食べたいの!」
「だって名前がっ!……お゛っおぉ゛ぉ゛う゛ッ♡♡♡あひっ♡いあ゛ぁッ♡かた、おすなぁ゛あッ♡♡おくはい゛るッ♡おまんこがぁあっ♡♡♡」

 息をつく時間も与えられないまま、アナルを割って更に入ってきたプラグのせいで、エースはぴゅるぴゅる♡と弱々しく射精する。
 照明に照らされ光沢のある精液が、床にペタンとついていた着圧ソックスに吸収され、まるでレイプされ強引に精子をかけられたかのような汚れになっていた。

「はっ♡はふっ♡あっ、はぁ♡♡」
「はいはいたっちしてくださいね〜。私もう手伝わないし、椅子座って待ってるから、ご飯一式持ってきてね」
「あ、やだっ、なまえ、いくなよ……!」

 その後、エースはドアや棚、テーブルなどと、目の前にあるものを全て手すりとして使用しなんとかキッチンに辿り着いた。
 途中、名前に背を向けてゴールを目指している時に、「可愛いお尻♡」と写真を撮られてしまったようで、シャッターの音と一緒に空イキしてしまったのを笑われた以外は、概ね順調だ。

「ふっ、ふっ♡はっ、はーッ♡」
「発情期入っちゃったね〜。スープよそえるかな」
「できっからッ……そこで、すわってろ……」
「はーい♡」

 息も絶え絶えに、全ての食器をトレーに乗せることに成功したエースは、名前がいる場所まで戻ることを思い出し奥歯を噛み締める。
 皿やトレーには、早速カボチャのスープが零れているが、ギリギリで及第点の量は中に入っている。

「はう゛っ♡あ゛ッ♡くっそ、お゛ォ……♡」

 エースがいくら集中しようとも、体のほとんどが剥き出しなせいで、肌寒いような、変な違和感がずっとあり、専念するのは不可能に近かった。更には進む度に鳴る腑抜けた鈴が、エースを現実逃避させまいとして羞恥心にバフ盛りアタック。
 そんなエースを見て楽しそうに酒を飲む名前は、確かに恋人に悪魔と思われただけあった。

「どっ、どーぞ……」
「ありがとう。あれ、エースのは?」
「おっ!?やべ、あ、おれは……い、いらない……」

 あれだけ食に貪欲な男が、一連の悪夢のような流れを危惧して食事を断ったのは、彼女も予想外だった。
 さすがに哀れに見えたのだろうか、彼女はエースの鈴の間にある、汗で張り付いてしまったらしいネクタイを引っ張り、スープをすくったスプーンを口に当ててやる。

「あっ、あん、んむっ……うまッ!あ゛っ♡」
「食べさせてあげる。隣座って?」
「ま、じかっ!さんきゅっ……」

 引かれた椅子に視線を落とし、エースはそこでようやく気づく。そうだ、名前がおれにただの休憩をさせてくれるワケがねェ、と。腰を下ろした瞬間、自分がどうなるかなんて目に見えている。中でじんわり前立腺を圧迫するコイツが、もっともっと、奥まで、強く入り込んで、それで。

「た、たって食う!」
「やだよ、そんな先走りダラダラのちんぽが目の前にあるの。座ってよ」
「ぐっ、くっそ〜!」

 座り方を、どうにか……!と試行錯誤しエースが導き出した答えは、普通に座ってアクメをキメるよりも遥かに恥ずかしい体勢に落ち着いたが、本人は名前に向かって勝ったぜ!と挑発的な顔を見せていた。
 木製の椅子の背を名前の方に向け、大きく足を開いて跨ぎ、座るといけない、という考えから腰を浮かせているのだが、なんともはしたない格好だ。

「ン!飯!」
「……エース、すごいよこの景色」

 背もたれは、丸いアーチがかかった天辺から、座る部位までを一本の木材が繋いでいて、その中、テニスラケットでいうガットの部分には、二本の棒が柱の役割として組み込まれている。つまり空洞の部分がかなり大きいため、エースの性器はそこを飛び出して思い切り名前の方へ出てしまっている。また、腰を浮かしている反動で体重を椅子にかけているのが災いし、むにゅんと押された胸筋と勃起した乳首もモロに見えている。
 悪戯しない方が無理だろう、と名前はエースのネクタイを襟ごと奪い、手早く上で両腕を拘束してやった。

「はァっ!?飯は!?なんでッ!うっ、これ、動けねェ……!力入れたら、椅子が倒れるッ!立とうとしたら、ケツ壊れるし……!」

 絶妙な力で椅子に体を押し付けるしかなくなったエースを前に、名前は優雅な所作でスープを飲んだ。自分のあられもない姿を無視する彼女のせいで、エースの目尻にはじんわりと涙が溜まっていく。名前には滅法弱いのは、こんな時でも変わらない。

「泣かないの。そうだ、せっかくのハロウィンだし、トリックオアトリートって言ってもいいよね。エース、お菓子ちょーだい?」
「こんなっ、じょーたいでっ、出せるかァッ!あ゛っ♡やべえっ♡」
「えー。でもここパンッパンに膨れてるよ。もしかしてお菓子隠してるんじゃないの?」

 持ち上がってピクピク動く睾丸を、名前の綺麗な指がツン、とつつく。
 普段のエースなら「何言ってんだある訳ねェだろ!!」と返せたものすら、今は興奮材料でしかないようで、「お゛っ♡かくしてないッ♡だめっ♡♡」と腰を揺らすだけだった。
 気を良くした名前は、乳首をカリカリ♡と高速で弄って、今日初めてのキスをしてやる。すると腹を空かしていたエースは、ほんのりするカボチャの味に夢中になって、乳首を差し出しながら何度も唇にかぶりついた。

「んん゛〜ッ♡♡んむぅ゛っ♡あ゛ッ、ち゛くび!♡はず、かしっ、やめて゛ぇッ♡♡」
「なにが恥ずかしいの?」
「りんりんってぇっ♡♡なっ、なるのがぁッ♡んひい゛ぃ゛ぃ゛っ♡♡♡ちくびイく゛うぅ〜ッ♡♡ごめっ♡やあぁ゛っ♡なまえっ♡でち゛ゃう〜っ♡♡♡あん゛っ♡よごしちまうからぁ゛♡♡……お゛♡……お゛っ…………おぉ゛お゛ッ……♡♡♡」

 名前の太ももや床に、エースの数回目の精液がかかる。

「あーあ」
「ごめっ♡ん、ん♡あ……っ、きもちぃの、とまんねぇッ♡♡」

 かけられた本人は、嫌そうな声とは裏腹に、指で掬ったそれをエースの口元へ運ぶ。躊躇いもなく口に含んだところからして、彼の理性は既に溶けきっているだろう。

「んっ♡ぢゅっ♡は、むぅ♡♡……ああ゛っ!?♡♡ちくび、ぬんのだめっ♡やだっ、きめえッ♡やだぁっ♡」
「ほんとだ。精子まみれの乳首とピアス、テカテカしてて気持ち悪い♡……あ、こっちはどうかな。おまんこの中にお菓子入ってるんじゃない?」
「ひっ、ちがうのがッ!♡ちがうのはいって……あ゛ッ……♡♡おぉ゛……っ♡♡♡」

 エースは獣の唸り声に似た声を出し、ふわふわの尻尾や尻を揺らして名前に媚びる。湾曲した背筋に汗がしたっていやらしい。
 彼の性器は四度目だというのに、このスパンもう既に勃ちあがっていて、くねる腰に連動しは椅子や腹にペチペチ当たっていた。

「ちんぽからもお菓子出してくれる?バニーちゃん♡」
「んあ゛ッ♡♡あ、ん♡だすっ♡ぜんぶだすっ♡おかしださせてぇッ♡♡」

 椅子同士を近づけ大接近した名前は、性器を握って激しく擦る。エースの普段のオナニーと同じで、傍から見れば痛そうなくらいに。カリ首がしっかりある彼の性器は、名前の指に擦られる度に形を変えて、先端の穴がヒクつかせて喜んだ。

「あ゛っ♡ちんこッ♡ちんこむりだか゛らぁッ♡♡♡」
「むりじゃないよ♡椅子の隙間からちんぽヘコヘコさせるの上手だね、すっごい恥ずかしい。ほら尻尾も取って、おまんこの中確認させて♡」
「お゛っ!?♡♡おれのおまんこがぁあっ♡♡♡へんっ♡おかし゛ッ♡これおか゛しい゛い゛っ♡あつ゛く゛てっ♡もっとほしいっもっとぉ♡♡お゛っ♡おお゛ッ♡おまんこぉ゛ッ♡♡ちんこやだあ゛ッ♡♡でるか゛らぁッ♡もーでるうう゛ッ♡♡♡」
「バニーちゃんもう限界?♡」
「ばに、ち゛ゃっ♡もーし゛ぬっ♡♡♡おまんこもっ♡ちんこも♡♡あへぇ゛ッ♡どっち゛もこぁれてッ♡イく゛うっ♡♡へんなのでりゅっ♡♡♡なまえっ♡おえのこと゛っ♡んへえ゛ッ♡♡いちばんっ♡しゅきっていっへえ゛っ♡♡♡なまえしゅきっ♡しゅきっ♡らめいく゛ッ♡♡♡ん゛っい゛ッ♡♡♡ぐうぅう〜ッ♡♡♡♡んぁッ♡あ〜っ♡あっ、はぁッ♡♡」
「お潮吹いちゃうエースだけど、世界一だいすきだよ♡……わっ、おしっこまでしてる〜。嬉しかったんだねぇ」

 エースの潮と尿で、体や椅子、周りの全てがびちゃびちゃになってしまったが、あまりの快楽に彼は周りが見えていない。ただ愛おしい名前の、意地悪な顔だけを見て脳がトロトロと炙られていた。

「んひっ、ごめ、おしっこごめんっ♡♡あ゛っ♡ぬいて゛これぬいてぇ゛えっ♡♡♡んお゛ッ!♡♡ふ、お゛ぉ……っ♡♡」
「ふふ、なに?おしっこに謝ってるの?……はい、尻尾あげる。大事にしなね」

 暖かな声と疲労した体は、自然とエースの瞼を閉ざさせていき、うさ耳や手袋はそのまま、彼は椅子にもたれて眠りについた。
 有り得ないような気がするが、万が一、とエースが風邪をひかないために、掃除や着替えをさせた名前は、一通りやるべき事を終わらせると、隣に眠る可愛い寝顔を撫で微笑んだ。

「部屋でセックスしてねーじゃねェかッ!」

 エースがそのことに気がついたのは、十一月のことだった。


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