※歪んでます。


「僕のこと好き?」
「好き、だけど...」

せっかく僕の家でゆっくりしようと思ったのに、彼女は僕と正反対の場所で距離を置くように座っている。
距離を置くようにではなく、距離を置いている。のほうが正しいだろう。

「だけど、なに?」

その言葉の先はもうわかっている。だけどあえて聞きに行く、この距離からじゃない、彼女の近くで。
僕が立ち上がれば、体を大きく跳ね上がらせて怯えはじめた。

「だけど、どうしたの?...ねぇ、」

わざと声を低くしてそう聞けば泣きそうな目をした彼女がゆっくりと口を開く。

「好き、だけど、...こわい。」
「どうして?僕がこうやって名前の首に手を伸ばすから?」

手を伸ばした瞬間、隙をついてまた逆の位置に逃げ出した彼女の足を掴み転ばせる。
床に倒れたまま、どうにか僕との距離をおこうとする彼女の首に優しく手を添えた。

「いつもと一緒、強くしないから。意識、飛ばしちゃダメだよ?」

少しずつ手に力を入れ、苦しみながらも僕の手を自信の首から離そうとする彼女の姿
僕の服の裾を引っ張りながら意識を飛ばさぬように耐えるその姿、全てが僕を満たしてくれる。




「僕のこと好きでしょ?」