いくぜ!
鮮やかな青いブレザーに、白いスラックス。
綺麗にまとめられた髪。手には楽器を持った彼女が、ステージ袖から姿をあらわす。
大会前の壮行会で、運動部がステージから降りた後、吹奏楽部が姿をあらわす。楽器とともに。
「本日は、皆さんのために我々吹奏楽部全員で応援したいと思います!」
凛とした声がマイクを通して響き渡る。マイクを持った吉岡は、ニコッととても誇らしげに微笑んだ。その笑顔に、思わず見とれてしまって、じって見つめていれば、視線に気づいた吉岡がこっちを見て、ニヤリと笑った。
そう言ってニヤリと笑った吉岡は、それなりに高いステージからぴょんと飛び降りた。
「皆さんが知っている曲ですので、どうか手拍子をお願いします!」
なんて声と同時に始まった、タンバリン?の音がリズムを刻む。
「いくぜー!!」
そう叫んだ吉岡の声に、周りの吹奏楽部員が、イェーイ!なのか、おー!なのか、いろんな声が混ざって声になる。それは、運動部顔負けの迫力だ。
その真ん中で笑う吉岡は、にっこりと笑って楽器を加えた。
その瞬間表情が変わる。
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綺麗にまとめられた髪。手には楽器を持った彼女が、ステージ袖から姿をあらわす。
大会前の壮行会で、運動部がステージから降りた後、吹奏楽部が姿をあらわす。楽器とともに。
「本日は、皆さんのために我々吹奏楽部全員で応援したいと思います!」
凛とした声がマイクを通して響き渡る。マイクを持った吉岡は、ニコッととても誇らしげに微笑んだ。その笑顔に、思わず見とれてしまって、じって見つめていれば、視線に気づいた吉岡がこっちを見て、ニヤリと笑った。
そう言ってニヤリと笑った吉岡は、それなりに高いステージからぴょんと飛び降りた。
「皆さんが知っている曲ですので、どうか手拍子をお願いします!」
なんて声と同時に始まった、タンバリン?の音がリズムを刻む。
「いくぜー!!」
そう叫んだ吉岡の声に、周りの吹奏楽部員が、イェーイ!なのか、おー!なのか、いろんな声が混ざって声になる。それは、運動部顔負けの迫力だ。
その真ん中で笑う吉岡は、にっこりと笑って楽器を加えた。
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