キャラ語り(貴鬼・アイザック・シャカ)



星矢たちと同じ年頃だという彼女を見た瞬間から、目が離せなくなる。
仮面を付けていない女の子を聖域で見るのは初めてだった。
「ほら、貴鬼。ご挨拶なさい」
「は、はいっ!」
師匠にうながされ、ぎこちなく一歩前に出る。
こちらに視線を向けた相手と目が合い、思わずぴっと背筋を伸ばした。
「(うわあ・・・すっごいキレーな人だ・・・)」
戦う術を知らない、無防備な少女。
「はじめまして!オイラ、アッペンデックスの貴鬼です!」
思っていた以上に大きな声が出てしまった挨拶を聞いて星矢たちが笑っているのをにらむ。
「はじめまして。よろしくね、貴鬼くん」
優しい笑顔を浮かべた彼女だったが、やがてそこに戸惑いの色が混ざる。
そして、「どうしよう」と唇が動いた。
「私、小さい子ちょっと苦手なんだよね・・・」
・・・という幼少期の出会いを経験した彼が、成長してΩでものすごく大人びた雰囲気を纏っているのだったら最の高
自分でも考えられないような猛アタックをかまして年の差恋愛にしりごみする彼女と結ばれてくれ頼む
見た目は可憐な龍峰が見せる男らしさ、ちょこまかしていた貴鬼が黄金になって見せる器の大きさといったギャップがやばい
そして無敵のアイザックくん
彼は年齢よりも大人びていていて、無意識に恋人に対して過保護であれ
海の底と地上で遠距離の恋人と、会える時間が少ないのは仕方がないと(今は)割り切っているものの、いつか必ず迎えに行くつもりでいる
けれど、彼女が誰かからアプローチを受けていることを知るや我慢できずプロポーズ
まっすぐなまなざしで「一緒に来てほしい」と迷いなく言えてしまう誠実さ、あーたまらん!^^
そして顔面国宝シャカ
絶対に一途(多分)、思慮に長けた器の大きな愛情深い人(多分)
カレー大好き、半端ない消化器官をそなえた大食い、思考回路が斜め上をいく男なのだ(多分・・・)


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