あーあ。ついにバレちゃった。上手くいってたと思ってたのになあ。
「嘘…よね?」
明日香が悲しげに問う。そんな顔も可愛くて大好きだよ。
「おい名字そんなつまらん冗談はよせ」
万丈目が珍しくちゃんと怒ってる。そういう顔も魅力的じゃん。
「な、何してるドン?はやくこっちにくるザウルス!」
剣山くん、いつも私の心配ばっかりしてくれてほんとに可愛いなあ。
「そっちは危険っすよ! 」
翔くん、うん、知ってるよ。多分ここにいる誰よりも。私の後ろにいるメンバーがあなた達にとって危険なことも。
でも、みんな何か勘違いしてるんだよ、
だって、私は好きで こっち側 にいるの。
何度も何度もさっきからずっと言ってるのにどうして信じないんだろう?
ごめんね、私本当はあなたたちの敵なんだ
って言ったときの十代の絶望したような顔、ごめんね、傷付けるつもりなんてなかったのに。
「なあ名前嘘だろ?いつもみたいに嘘だって言ってくれよ」
十代が泣きそうな瞳を私に向ける。
十代のそんな顔初めて見たなあ。
「嘘じゃないよ、ごめんね私みんなのこと裏切ってた」
後ろにいる私の仲間が楽しそうに笑う。
こういうところほんと性格悪いなあって思うよ。まあそんなところも嫌いじゃないんだけれど。
「なあ名前、こっちに戻ってこいよ。
・・・俺たち仲間だろ?」
「ごめんね十代。最初から仲間なんかじゃなかったんだよ」
「嘘なんだろ、嘘だって、言ってくれよ」
ばかだなあ、なんで信じないんだろう?私はみんなのことを騙してたのに。しかもそれを本人が言ってるのになあ?
主人公側も敵陣営も思想が合わないって話。
3月に少し書いてずっと放置してたものです。敵陣営のキャラを何も考えてなかったのでたぶん完成しないなあって思います。