「そそるのぉ。」
「…えっちぃよ、銀髪君。」
運命を君と。
14.Exposure
「私襲ったって何も楽しくないわよ?」
「それはやってみないとわからんぜよ。」
「モテる銀髪君なんだから、女に飢えてるわけでもないでしょ。」
「俺はお前さんがえぇ。」
仁王は先程のように、壁に名前を追いやり、右手を顔の横に、左手を顎に置いた。
服装が乱れた男女が部屋で二人きり。
この後の展開と言ったら―――
ガチャッ
「仁王先輩、俺のタオル知りません?
……って何ヤってんすか!?」
"邪魔が入る。"
すでにカタカナ変換されている赤也の言葉。
かなり大声で発された。
「おい、赤也何してんだよ。早くしろ…ぃ……」
赤也の後ろからやってきたブン太。
ブン太は中の状況を理解すると固まった。
名前が仁王に襲われそうになっている。
しかも二人共シャツがやや乱れている。
「仁、王…お前、名前に何してやがる。」
「まだ何もしてないぜよ。邪魔が入った。」
「名前先輩、ホントに何もされてないっすよね!?」
「ん?んー…多分。」
「多分ってなんすか!!?」
「はぁ……」
赤也はぶーっとむくれながら仁王に怒っていた。
ブン太は溜め息をつくと、名前の方へ行き、名前の近くに置いてあったユニフォームを拾い、名前に被せた。
「着替える場所は交渉してやるから、とりあえず今は俺達が出て行ってから早く着替えろぃ。」
「あ、うん。ありがと。」
ブン太は名前の頭を撫でた後、仁王と赤也の方へ向いた。
「仁王、さっさと着替えろぃ。」
「…プリ」
仁王が着替え終わり三人が出て行った後、名前は再び着替え出した。
「なぁ丸井。」
「なんだよ。」
「ほんまにお前ら、どういう関係じゃ?」
「どんだけ聞けば気が済むんだよぃ。」
「真実を聞くまでじゃ。」
「………はぁ」
昨日名前が来てから、ブン太は何度溜め息をついただろうか。
いずれわかることだろうが、口に出すのに気が引ける。
「丸井先輩言いましょうよー。」
「黙れ赤也。」
「酷くないっすか!?」
嬉しそうに聞いてくる赤也に、ブン太は若干のイラ立ちを覚えた。
再び小さく溜め息をつくと、ブン太は薄く口を開いた。
「………………………………許婚。」
「「…………………は?」」
その頃、立海テニスコートに迫る怪しい集団。
「おい、名前はどこだ。」
「知るかよ。その辺いねぇのか?」
「俺の愛しの名前ちゃん、どこにおるん?」
「キモいぜお前。」
「名前先輩、どこなんですかね?」
「名前ちゃ〜ん…どこ〜…Zzz」
「ちょ、先輩、こんなところで寝ないでくださいよ。」
「……ウス」
怪しい…集団……
その正体は一体!!?
next.
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