「………………………………許婚。」




「「…………………は?」」






運命を君と。
15.A Doubtful Group







「ちょ、丸井先輩、許婚って…」

「……さっさと行くぜぃ。」

「丸井、ごまかすな。」

「別にごまかしてねーよ。」


ブン太の発言が気になってしょうがない赤也と仁王に反し、ブン太は気にせずテニスコートの入口へ向かう。




「……………ん?」

「うゎッなんすかいきなり立ち止まって!!
って…あれ、なんすかあの集団。」
「ものすごく見覚えのある集団やのぉ。」



テニスコートを

怪しく覗き見ている怪しい集団




「何やってんだ?あいつら。」

「怪しすぎるっすよ。」


「あ、丸井くーん!!」


怪しい集団の中から金髪の天使がブン太に向かって満面の笑みで手を振りながら走ってきた。









―――氷帝学園男子テニス部







「何やってんだジロ君。」

「んーとねー、名前ちゃん探しに来たんだC」

「名前先輩?」


「おい、名前はどこだ。」


ジローと話していると、続々と氷帝軍団が来た。


「何しに来たんだよ跡部。」

「アーン?聞こえなかったのか?
何度も言わせんじやねぇよ。」

「…名前は今いね「あ!ジロー!!」


「あー!名前ちゃ「名前ーーーwww」


ドゴォッ




「…なんか今凄まじく汚いもの触った気がする。」



名前は着替え終わりテニスコートに向かおうとしたが、可愛い可愛いジローを発見し、小走りで走ってきた


が、



ジローの後ろから出てきた変態に思わず回し蹴りを喰らわせた。




変態丸眼鏡、忍足は倒れた。





「く…愛する名前の…細い、綺麗な足にやられるなんて…本望、や…ぐぇっ」


「「「大丈夫(です)か名前(先輩)!!」」」




誰も忍足の心配はしなかった。


むしろ、倒れながらも変態発言をした忍足に制裁を喰らわせていた。







「あ、ってかなんで皆いるの?」

「お前に会いに来たに決まってんだろ。」

「ジロー、がっくん、何しに来たのー?」

「あ゙ーん?」


跡部を軽くスルーして可愛い可愛いジローとがっくんに話しかける名前。
跡部はいつもの反応をする。

そんな中を割り込み、ブン太は名前の横に行った。


「名前…もしかして、」

「…あ、あのね、ブン太…ごめん、ね…?」

「…………………………はぁ。」


いきなり訪れたこの集団、この様子。
ブン太は嫌な予感が的中したらしく、深い溜め息をついた。




「どういうことっすか先輩!?
さっきから何がなんだか全然わかんないんすけど!!」

「あーん?お前ら何も知らねぇのか?」

「…俺以外はな。
だいたい、まだ昨日来たばっかだぜ?
話してねぇんだから、知ってる方がすげぇだろぃ。」

「丸井、いい加減話しんしゃい。」


ブン太が確実に何かを隠しているとわかった仁王は、ブン太を問い詰めた。


「……。」

「丸井君?」

「何黙ってやがる。
どうせ分かることなんだ。
変わらねぇだろうが。アーン?」

「ったく、わかったよ!!
言えばいいんだろぃ言えば!!
くそ、どいつもこいつも…」

「ブン太…」


ブン太は集団の中から抜け、テニスコートに入っていた。



「全員来い。うちのレギュラー陣全員の前で言うからよ。」






next.

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